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第125話

123 キミと歩く最後の通学路
~健人side~


制服姿であなたと下校するのも今日で最後だ
俺ら付き合ってるし、これからだって何度も会うけど…やっぱり寂しいモンは寂しい

握ってるあなたの手をギュッと握り直すとあなたが不思議そうにこっちを向いた



変装してる私
変装してる私
どしたの?何か考え事してる?
中島健人
中島健人
考え事っていうか…今日でお前と制服着ながらこの道通るのも最後だと思ったら…なんかね
変装してる私
変装してる私
寂しいのか
中島健人
中島健人
ん、そんな感じ



このままあなたの屋敷まで送り届けようとしてたら目に入ったいつもの公園


中島健人
中島健人
ねえ、少し寄っていかない?
変装してる私
変装してる私
別に良いけど


ベンチに座ると俺らは思い出話を繰り広げた


中島健人
中島健人
まさか姫があなただと分かった時はホントびっくりしたよなあ笑
変装してる私
変装してる私
それは隠してて悪かったってば
中島健人
中島健人
別に怒ってた訳ではねえよ笑
逆に良かったと思ったし
変装してる私
変装してる私
ふーん
中島健人
中島健人
俺さ、姫のこと好き~って言っときながらあなたのことも気になってたんだよね
変装してる私
変装してる私
同一人物じゃなかったらただの女タラシだったな笑
中島健人
中島健人
俺はタラシじゃねえよ笑
どこかで姫とあなた…重ねて見てたし
もしかしたら同一人物かもって何度も思ったし
変装してる私
変装してる私
お前の観察力半端ねえもんな
中島健人
中島健人
よく見てるって言ってよ笑
お前の傷とか、ピアスの穴とか…あと何より笑った顔が姫と同じだった
変装してる私
変装してる私
ふふ、そうか


俺は自分の制服の第二ボタンを引きちぎると、あなたの手を取り、手のひらに置いた


中島健人
中島健人
これ…あなたが持ってて?
変装してる私
変装してる私
なんでよ、普通在校生とかにあげんじゃねえの?
中島健人
中島健人
好きな奴にあげんのが普通だろ
あなたにとっては短い時間だったのかもしれないけど、俺と高校で過ごした日々を忘れて欲しくない。だから思い出として持ってて?
変装してる私
変装してる私
ん、わかった
ありがとう、大事に持っとくよ


ボタンをギュッと握り締めるあなた
その拳を上から手のひらで包み込めばチュッ、とあなたの唇に口付けた



変装してる私
変装してる私
…けんと?///
中島健人
中島健人
ふふ、卒業おめでとうあなた
変装してる私
変装してる私
ん、健人も…卒業おめでとう



来月から俺は大学生
あなたは月島組の5代目として本格的に家業を継ぐ


中島健人
中島健人
早く結婚してえな…
変装してる私
変装してる私
その前に同棲だろ?
中島健人
中島健人
ん、そうだったね
変装してる私
変装してる私
ハタチなんてあっという間だろ
中島健人
中島健人
命は大切にしてよ?
変装してる私
変装してる私
分かってるって笑


あなたは無茶なことばかりするから正直気が気じゃない

何度寿命縮む思いをしたことか



中島健人
中島健人
姫は俺が守ってあげるね♡
変装してる私
変装してる私
いや、私の方が強いから


あなたはいつも私の方が強いと言う

確かに喧嘩は俺よりあなたの方が断然強い




でもねあなた、
お前に対する愛情は俺の方が強いからな
そこだけはぜってえ負けない