ついに土曜日が来てしまった…
今はバスに乗って試合会場に向かっているとこ
近づくにつれて気分はどんより…
うわっ、もう降りなきゃ!
慌てて止まりますボタンをプッシュ!
(o´Д`)=зフゥ…
バスをおり、見上げてみると体育館が
結構キレイな体育館だった
入口付近まで来た時、誰かに声をかけられた
ん?誰だ?
振り返ると…
啓介だぁぁぁぁぁぁ!
な、何しに来たって言われても…
………はて?
これは新事実か?
啓介もバスケ部だったのか?
と、言うことは悠真を知ってるの?
えぇぇ!∑( °口° )!?
せっかく来たのに…
時間間違ってたっけ?
いや、確かに10時って言ったはず…
………え?
あ、なーるへそ
卓球も今日は試合だったのね
……本当は終わってて欲しかったけど
そうして啓介とは別れ、体育館の中に入り、席に座った
その数分後、ハーフアップが始まった
悠真どこ?(・ω・≡・ω・)
あ、いた
16番かぁ…
ん?16番!?
私と同じなんですけど……
このことが悠真に分かってしまったら
とかいうに決まってる!
黙っとこ……
そう考えてるうちに試合が始まった
あれ、悠真スタメンじゃん
(1番最初に出る人達のことです Byサクシャ)
悠真は軽々と相手を抜いていき、あっという間に2点決めた
そして、4点目…6点目…8点目…
ボーってしてたらもう10点決めてる…
(◎_◎;)やばやば
でも、それで1クォーターが終わった
よし、このままでなければ…!
私の願いが通じたのか、2、3クォーターは出なかった
ラスト…出てくるな…!
16番…いた…
今、うちのチームは大差で負けていた
だけど…だけど!
悠真が8点決め、それに勇気づけられた先輩もどんどん点を取っていった
悠真との約束はあと2点…
チームは2点差で負けている
残り17秒
4点を取らなければ勝てない
私の気持ちは勝って欲しい、その一心だけ
相手のファウル
フリースローだ!
先輩がフリースローで2点決め、同点に
残り10秒
相手チームは勝っているからボールを維持している
ずっと維持していたボールが……飛んだ……
悠真がボールを持っていた
残り…3秒…
このままじゃレイアップはできない距離
スリーポイント…入る確率はレイアップに比べたらすごく低い
入ることを信じて!
入ることを信じるしかない!
この時私は、悠真との約束は忘れ、悠真を応援していた
悠真は1秒でボールから手を離した
結果は…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。