ため息を ついた。
何も変わらない日々
毎日が淡々と進んでいく
何の変化もせずに
気づいたら歳をとっていく
もしかしたら
何かすこし変わっているのかもしれないが
それには気づかずに過ぎていく
なにか刺激が欲しい
それも
よくある事じゃなくて
決して起こると思わないような
そんなことを考えながら休み時間を過ごした
そんな淡い願いが叶うはずもなく
時間は刻々と進み
あっという間に3時限目
この世界に飽きた訳じゃない
けれど 何も変わらない日が嫌になっていた
また、ため息をついた。
つくと同時に鳴ったチャイム
授業の終わりを告げていた
けれどそれは何処か
授業だけじゃなく何かが終わったことを告げていたようだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。