五条「ねぇあなた今日」
「殴ったことですか?」
虎杖「えぇ!?人殴ったの!?なんで」
五条「そう、理由は?」
「........別に特にありません」
五条「ふーん」
「なんですか?」
五条「いや、先生の話だとあなたが殴ったって言う事しか分からなかったからね。僕はあなたが無意味にそんな事する奴だなんて思わないから」
「あくまで私は呪霊ですよ?何絆されてるんですか」
五条「で、理由は?」
「......虐めてた」
虎杖「は?」
「彼奴ら自分がされたら叫ぶ癖に人にはしてた」
五条「殴ったって聞いたけど。あなたが本気で殴ったならそいつら死んでるでしょ」
「だから手加減した。呪力無しで悠仁の素の力の1割出てたらいい方だと思う」
虎杖「よっわ...」
五条「え?w」
「いや、笑わないでください。それで彼奴ら泣き叫んでたんですから」
五条「wwwwwwwwwいやっwwwwww弱っwww」
「まぁ、私もそう思います。打ち身できてないと思いますよ。みぞおちでしたけど.」
虎杖「しかも鳩尾????」
五条「なんで男の大事な所にしなかったのさw」
「慈悲ですかね。」
五条「まっ知ってたけど」
「は?」
五条「いや、だってあなたが殴るって相当でしょ」
「...いや、そんな事無いですよ。小学生の時とか普通に殴ってましたし。中学も偶に殴ってましたから。」
虎杖「あ〜、俺も何度か女子に殴られたことあるわ」
五条「えぇ女って怖いね」
「まっ、基本男子がヘラヘラ受け流してくれるけどねぇ。」
虎杖「割といてぇけどな?」
「あれま」
五条「(この調子で元気になってくれれば良いけど)」
「大丈夫だよ、割り切らなきゃ行けないこと仕方が無いこと分かってるから。3日間ずっと反転術式の練習してただけだし」
虎杖、五条「は?」
「いやね?思い出したら辛いし。ほんとに申し訳ないけど救えなかったのは私の力不足な訳だし。香織ちゃんにもさ、ありがとうって言われた気がしたから。次に変えてかなきゃ失礼でしょ」
五条「ふっそうだね」
虎杖「今日吐いたのは?」
「流石に3日間飲まず食わずだと、胃がね?死ぬよね」
五条「そりゃそうか」
「成果はあったよ。心臓無くなっても首はねても治せるまでにはさ!」
虎杖「おまっ」
「私呪霊だし。死なないから安心してよ」
五条「今は好きなようにしなよ。あっ硝子が今度会いたいって〜」
「ま?ま?」
五条「マジ」
「いつかなぁ(*'∇'*)ワクワク」
五条「いつでもいんじゃない?」
「明後日休みだし明後日行くわ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。