リドルside
監督生が帰ることが出来そうという話を聞いたその日、彼女が寮をでてしばらくだった頃、学園長から連絡が入った。
内容は、監督生について話しがあると言うことだった。
恐らく、詳しい説明をするんだろう。彼女自身、詳しい話を聞いていなかったから。
追記として記されていたのは、彼女と関わりがある生徒を連れてこいということだった。
......では、ハーツラビュル寮からは、トレイ、ケイト、エース、デュースを連れていこうか。
この会議は午後3時頃に開始するようだ。現在時刻は12時ちょうど。あと3時間ほどで会議が始まる。
さて、みんな寮にいるはずだから、すぐ掴まるはずだ。
僕は早速、トレイの部屋に向かった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!