第2話

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2021/05/07 07:36










シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ


あなた「できたっ、」


悠花「ありがとー」


悠花ちゃんは私の手からスポドリを取り適当に感謝した。


そのまま大量のスポドリをカゴに入れ1人で軽々持ち運ぶ。


あなた「ねぇっ、もって行ってくれるのは嬉しいんだけど私も持つよ、」


悠花「は?触んなよ汚れる」


"汚れる"


"触んな"


あなた「っ、…ごめんね、」


悠花「ふんふんふーん♪」


悠花ちゃんは体育館の少し前で1度立ち止まると


重そうに見せるためか、演技をし始めた。


悠花「ん、よいしょっ、!」


悠花「わぁぁぁぁぁっ、!」


体育館にはいる時段差でわざとコケた


案の定優しいみんなは「大丈夫?!」と駆け寄る。


みんなが心配する中1人だけ違うことに注目していた。


黒尾「なんで悠花ちゃんが1人で全部もってんの??」


黒尾が発した言葉でみんながこちらを向く。


悠花ちゃんが泣く演技をし始めた。


悠花「違っ、違うんですっ、あなた先輩が悠花に全部押付けた訳じゃないんですっ、」


誰もそんなこと聞いてないよ。


そう言いたかったが私はその言葉が喉につっかかり言えなかった。いや、言わなかった。


だっていまのこの場の空気は最悪だもの。

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