(七瀬side)
あの後、恭平と別れて表通りに出た
とーまからメールが来て、
"もう東京に帰ったから、恭平とちゃんと話せよ"
『 話したよ……これでよかったのかな…』
ファン「 あのっ 、元なにわ男子の七瀬さんですか?」
『 はい!』
ファン「 握手してくれますか?」
『 いいよ!けど私と握手して需要ある?笑』
ファン「 現役時代のファンなんです!!」
『 え、本当に!?ありがと!!笑 』
ファンの子可愛かったな〜
恭平のタイプそう((
??「 ……あなた?あなたなの?」
『 …… 』
??「 あなただよね?」
『 …誰ですk…………………………』
室「 元気にしてたか?」
『 っ……室くん…ごめんなさい!!!泣』
室「 うおっ 、どうしたん笑」
『 室くんに沢山頼らせてもらったのに勝手に消えて…泣』
室「 と、とりあえず、2人で話せるところ行くか笑」
そんなこんなでいい店に連れてこられました(?)(個室)
室「 …今なんの仕事してるん?」
『 今は美容師です。
一昨日辺りに上京したんです。
そして東京の美容師に行ったらとーまが居ました!』
室「 え 、とーまが居たの!?」
『 今は同じ職場です。』
室「 そうか〜。」
『 えっと…私が辞めた後、関ジュは戸川さんと私の関係について真相を知ったんですか?』
室「 うん、泣き崩れてな、
みんな七瀬に会いたいって、
謝りたいって言っててな……」
『 ……私、最低なことしましたよね… 』
室「 あなたは最低じゃないよ、
オレらが"紅一点"っていう肩書きを軽くしなきゃいけないのに虐めてもっと重いプレッシャーや…色々……」
『 私は全然大丈夫なんですよ!!笑
逆に室くんに感謝したいな〜って』
室「 俺はなんもしてねーだろ笑 」
『 いやいや話聞いてくれたじゃないですか笑』
室「 まぁ?ね笑」
『 あ、なにわ男子って全国ツアーするんですよね?』
室「 うん、するよ 」
『 … ビックになりましたね〜 』
室「 あなたが居たらもっと人気だっただろうな」
『 んなわけ笑
ていうか今日恭平に会ったんです!!』
室「 ……きょ、恭平って…なにわ男子の?」
『 はい、仲直りしてきました。
って喧嘩してないんですけどね?』
室「 ……えぇぇぇぇぇぇえ!!!!!」
『 恭平カッコよくなってました笑 』
室「 恭平に言ったろか?笑 」
『 やめてください笑 』
室「 そっかー、なにわ男子に会いたいって思う?」
『 ……思いません。』
室「……」
『 やっぱり…トラウマがあります…』
室「 ……だよなぁ
ま、会いたくなったら俺に連絡してな? 」
『 はいっ!ありがとうございます!!』
やっぱ室くんは室さんだ(?)
ということで!!
東京に!!
帰ります!!
帰りました!!!(速)
『 あっるっこ〜♪あっるっこ〜♪
私は〜げ〜んき〜♪』
『 ……………鍵が無い!!!!』
七瀬あなた、人生初鍵を無くす
『 ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい』
『 どうしようどうしようどうしようどーうーしーよーうー!!!!!!!!』
『無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理』
『 ……___に電話しよ』
プルルルッ プルルルッ プルr
_「 もしもしどうした痴漢!?盗難!?事故!?セクハラ!?事件!?」
『 ……事件 』
_「 どうした!?無事か!?生きてる!?」
『 生きとるわアホ笑 』
_2「 元太どうした?」
_3「 とりあえず…落ち着け?笑 」
『あ、元太くん、そこトラジャ居るの?』
松田「 はい!それより事件h… 」
『 家の鍵失くした 』
松田「 ……ビックリした…アホやん、バカやん、天然やん 」
『 いやそこまで言う!?
人生初だもん!!初!!』
松田「 それで……家に泊めろと?」
『 うん、今トラジャ家に居るの?』
松田「 トラジャで1週間お泊まりしてるんです」
『 家言っていい?周りに知人がいないの 』
松田「 いいけど笑 服とか大丈夫なの?」
『 ……あ、』
松田「 天然確定やーn "あなたちゃん元気ー?" うるせっ、」
『 今からそっち行くねー、元太くん服貸して!』
松田「 え、分かり、ました、///// 」
『 バイバイ!!』
元太くん意外と優しいやん()
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。