第30話

24話
5,256
2019/12/23 08:21
誅side






最近……






溜雨くんが、眩しい



溜雨『ころちゃん!』

溜雨『好きです、ころちゃん』



聞き慣れたはずなのに、

心が苦しくなる



溜雨『 好きです 』


その言葉は、とても心に刺さる

病気なのかと、思い聞くと


溜雨『心が成長したら分かります』

と言われた。


僕は成長出来ているのだろうか



向日葵のように笑う君は、僕の光だ

そんな君の隣にいれたら、僕は影から光へとなれるかもしれない


僕は影で

溜雨くんは光



真反対の僕達は、隣にいていいのか



『溜雨くん……』


昼休み、屋上で里美くんと、お弁当を食べながら呟いた

里美『Love?』

『そんなんじゃない…………』


はずだったんだけどな……


この気持ちは、もしかしたら、「恋」なのではないか?

そう思ったことも何度もあったが、

認めたくない


年下だし……

生意気だし……


優しいし

かっこいいし……


そんな事を考えていたら

自分の顔が赤いことに自分でも気づくぐらい

赤いことに気づいた



里美『絶対Loveだな……』

『そんなんじゃないってば!』

もぅ…………


『里美くんだって、莉犬くんの事Loveじゃん』

里美『LoveLoveだよ〜』


『ムカつくなぁ……』


里美『‪w‪w‪w』




『あれ?』

屋上の扉に

黄色の髪と赤い髪をした

子達が話している


『あれって、溜雨くんと、莉犬くん?じゃない?』

里美『おぉ、莉犬じゃん!』


飛び上がり、

そっと、近づいている

里美くん


『なんで、ひっそりする必要あんの((ボソッ…』

里美『いいから……』


近づくと、会話が聞こえてきた



莉犬『確かに里美くん、かっこいいし、優しいけど…………』



おぉ‪w?


里美くんをチラッと見ると

顔を赤くしていた


でも、すぐに戻し


里美『俺がなにか?』

という




凄いな……‪w

演技うますぎ……



そんな事を考えていたら、溜雨くんが俺を見ていることに気づいた


『溜雨くん、どうしたの?』


すると、少し笑った溜雨くんは、

溜雨『可愛い可愛いころちゃんと、お弁当を食べに来たんですよ』


と言った。


『か、可愛いって/////』


僕は男だ。

言われても嬉しくない


けど、




溜雨くんに言われると、とても嬉しい








これはきっと、








「恋」




なんだ。


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mano
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