莉犬side
恐怖が、里美くんの優しさで無くなり、
安心して俺は、眠りについた
そして、次の日の朝、俺は里美くんの家を出て、自分の家に帰った。
少し恐怖もあったので家まで送ってもらった。
そして、2日間の休日は終わった。
また、今日から学校がある
『……だるい……』
そう呟いて家を出る
すると、元気のいい声が聞こえる
里美『よっ!』
家の前に立っている……
里美くんだ
里美『行こ』
『うん!』
家が近いと分かってから、一緒に登下校する。
俺はこれが楽しみで学校に来ていると言ってもいいだろう
内心ウキウキしながら、歩いていると、
里美くんが心配そうに顔を見て言った
里美『また、変な電話とかあったら言えよ?』
優しいなぁ……
こういうところもカッコイイよね
『うん!』
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学校について、靴を履き替える。
里美『じゃ、俺、職員室行くし……また後で!』
『ばいばーい』
笑顔で手を振って言う
里美くんが見えなくなると、
『また……か………………えへへ……/////』
と、心の声が出てしまった
溜雨『朝から仲がいいですね?』
そんな俺の顔を覗いてきた溜雨くん
『……溜雨くんだって、ころちゃんと仲良いじゃん』
溜雨『まぁ、狙ってますからね』
『狙ってるって………………好きなの?』
溜雨『告白待ちなんですよ……』
……え?
『えぇぇ!?』
俺は思わず大きな声を出す
溜雨『シ━━━ッd((ˊ皿ˋ ;)』
『ご、ごめん』
告白したんだ……
凄いなぁ……
『頑張ってね!』
溜雨『莉犬もね!』
『お、俺も?』
溜雨『里美くん……』
『ち、違うし!』
溜雨『里美くんは、モテるのでライバルたくさんいますし……頑張ってくださいね!』
そっか……
里美くんってモテるんだ
でもだからって諦めないもん
頑張らないと……
『うん!』
溜雨『じゃあ、僕、ころちゃんの教室に用があるので……』
『じゃあねー!』
早歩きで歩いて行く溜雨くん。
『さ、教室行くか……』
そう言って
俺は教室に向かう。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。