第65話

49話 ※必読
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2020/02/03 13:11
誅side





『2人とも仲直りして良かった……』

瑠雨『そうですね……』


僕たちは、そう言いながらスマホを見てニヤニヤ

している里美くんを見つめる。



『どうせ、莉犬くんだろうね』

瑠雨『それしか考えられませんしね』




僕たち3人は、僕の家で勉強会中なのである。


瑠雨『莉犬は、元気ですか?』

里美『ピンピンしてるよ〜』


物凄いスピードで、文字を打ち、

数秒後には、発狂している里美くん。



里美『なぁ、ころん……』

『……ん?』


里美『……土曜日空いている?』




瑠雨『どういう意味ですか……(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ』

里美『あ、いや、莉犬が……会えるからって……ダブルデート的な……感じで』


『ダブルデート……!?』



瑠雨『いいじゃないですか!!』

目を輝かせて喜ぶ瑠雨くん。


里美『あ、後……七瀬先輩も誘うかもだってさ』


『なーくんも?』


瑠雨『…な…なーくん……?』

『あ、瑠雨くんは、知らないのか…』


里美『生徒会長だよ』


瑠雨『生徒会長……!?』


『副会長の子と付き合っているらしいよ』


瑠雨『副会長って……しえるくん?だっけ』


『そう、その子……』



里美『で、どうする?』


『僕は……いいけど…』

瑠雨『里美くん、いいんですか?』


里美『なんで?』


瑠雨『だって……会うことだってあまりないんだし……せっかくの機会なのに……』


そう、離れたところに住んでいる莉犬くん

会いに行く時間はあまりない。


里美『……莉犬が、それでいいって言っているんだから、俺も喜んで受け入れるよ』



瑠雨『でも……』


『瑠雨くんだって、会いたいでしょ?』

瑠雨『会いたい……ですけど…』


『じゃあ、いいじゃん』


悩む顔をする瑠雨くん。



里美『もう、OKって送っといたから』


『……えぇ?』

里美『七瀬先輩も、しえる先輩もOKらしいし』


『良かったぁ……』




ホットする僕たち。


でも、




里美『……楽しみだな……』



そう、僕たちに聞こえないように呟く里美くんの目には涙がたまっていた。


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このデートについては、橙紫の話が一段落ついたら、書こうと思います。



※この小説が50話を越したら、学パロstprBL【2】

という小説に移行するかもしれません。


把握のほど、よろしくお願いします。
mano
mano
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