第53話

40話
4,507
2020/01/19 07:00
莉犬side




あの事件で森本先輩は退学になり、落ち着いた頃

事件があったが、俺の日常は変わらない





莉犬母『忘れ物ない……?』


『ちゃんと確認したから大丈夫だってば……』


莉犬母『忘れ物しても届けないからねっ!』


『もう、子供扱いしないでってば!』





俺は、背が小さいため子供扱いされることが多い


まぁ、子供なんだけど……

でもいちよう、高校生だし、




莉犬母『はいはい、行ってらっしゃい……』


莉犬『行ってきます……』



靴を履いて、ドアに手をかけて

家を出た。





何一つ変わらない日常だが、


一つだけ変わったことがある。


それは、













里美『莉犬、おはよ』

優しく、微笑みながら言う里美くん


莉犬『おはよっ……///』

その声を聞くだけで顔が赤くなる





一つ変わったことは、里美くんと付き合いだしたこと。





里美『今日も、可愛いな……』

俺の顔を見て言う


『里美くんも…か、かっこいいよ……/////』


里美『ありがとう……////』



毎日、ドキドキしっぱなしの日々が続くのなると

俺はどうなってしまうのだろうか




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『じゃ、また後で……!』


里美『後でな……!』



学校について下駄箱で別れた俺たち



『はぁ……かっこよすぎ……/////』


そんな事を一人呟きなが顔を赤くしていると




瑠雨『おはよう、莉犬!』

後ろから現れた瑠雨くん。

瑠雨くんは、靴を履き替える


『おはよう、瑠雨くん!』


瑠雨『朝から、ラブラブですね……』

ニヤニヤしながら言う瑠雨くんは、少し裏が出ているのではないかと思う


『そりゃあ、瑠雨くんもでしょう?』



俺は、誅先輩と付き合いだしたと、瑠雨くん、本人から報告を受けた

恋愛相談とかも受けていたから、恋が叶って本当に良かったと思う




瑠雨『……ころちゃん、本当に可愛いですよ……』


『あ…………』

瑠雨くんは、誅先輩のことになると、

とても話が長くなる

恋愛話や、誅先輩の可愛かった所など、色々な話を聞かされる




『……さ、行こっか……!』

いちよう、学校だし、人も増えてきたから

俺は、瑠雨くんの話をとめた



瑠雨『……はい!』







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?『…………い……………………さ…!』


『ん…………?』


何か聞こえる……

なんだっけこの声……




瑠雨『莉犬、起きてください……!』


あ、瑠雨くんか



『んあぁ……眠い……』

少し大きめの声で言う

すると、瑠雨くんは慌てて言った




瑠雨『莉犬、授業中ですよ……!』




『……んぇ……?』

俺は周りを見渡す

すると、隣にデカい人が立っていた



先生『莉犬さん……?』




『……あ、すみません……』


謝ると、先生は教卓にもどる



すると、瑠雨くんが俺を見て言う


瑠雨『寝不足なんですか……?』


『ちょっと勉強しすぎて…』


瑠雨『頑張るのはいいですけど、無理しないでくださいね…』


『……うん……』




そんなことを小声で喋っていた時だった





ガラガラガラ




勢いよく扉が開いた



『…………え!?』


里美『莉犬…っ……!』



扉から入ってきた里美くん


突然のことに、俺も、瑠雨くんも、先生も、皆、混乱している



里美『きて……!!』


俺の手を握って

教室から出た


先生が、呼び止めようとしているけど、


里美くんは、止まらずに



廊下を走っていく




『里美くん……!』





里美くんは、息を切らしている






一体、何があったのだろうか









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mano
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