そのあとは涙目になっている彼女を何度も絶頂へ誘った。
体力の限界が来たのか何度目かの絶頂で彼女は眠ってしまった。
彼女に軽く服を着せて、2回にある彼女の部屋まで運ぶ。
私はまだ眠る気になれず、リビングで勝手にテレビをつけてみる。
何となくつけてみたけれど見たいものなどあるはずもなく同じチャンネルを行き来する。
突然ソファに座っている私に後ろから腕が回ってきた。
まだ熱を帯びているその手に自分のを重ねてみる。
なんてちょっと不服そうに頬を膨らましている。
急に笑い出した彼女に驚いているとそれに気づいたのか、彼女は口を開いた。
いつの間にかソファの前にやってきた彼女は腰を下ろす。
そんなことを言いながらもチェウォンは腰をさすってる。
やっぱり痛いんじゃん。
と心の中でツッコミながら彼女に微笑む。
腕の中に飛び込んでくる彼女を隙間がなくなるくらい強く抱きしめる。
苦しいよ〜と言っている彼女も顔は嬉しそう。
私を優しく見つめる彼女。
愛してるよもう一度そうつぶやいた時には彼女は眠りに落ちていた。
終
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。