第39話

第37話 揺らぐ心と気のせい
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2020/04/11 06:15
あなたside


なんで、ここにおるん…。

…ゆずるさんっ。



私達は、少し離れたとこからゆずるさん達を見とった。

ゆずるさんの隣には、稲田さんもおって…

アナウンサーさんもおって、ロケっぽかった。



なんで、よりによってここなん…。

忘れようと思っとったときに来るなんて、神様も意地悪やなぁ…。

田中さん
ねね、あの人って今、人気のアインシュタインよね?
そうそう!あなたもお世話になった人なん?
あなた
…まぁ笑

私は、ゆずるさんらにバレんうちに畑に戻ることにした。
あなた
母さん、うち畑に戻っとくね
え、挨拶せんでいいん?
あなた
…うん、大丈夫やから
ゆずるさんに会ったら、気持ちが揺らいでまうから…。


そうして、私は畑に戻った。
































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河井side

ようやくロケバスでロケ地についた。
アインシュタイン・河井
わっ、めっちゃ自然豊かなとこやん
アインシュタイン・稲田
そ~ですね〜

アナウンサーの方とも合流し、ロケが始まる。


今日は、その土地の名産品を使って料理を作る番組やった。




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料理も作り、番組が終わると地域の人の家に呼ばれた。
アインシュタイン・河井
え、行っても大丈夫なんですか?
田中さん
うん!ぜひ来て〜

俺と稲田は田中さんの家に行くことにした。


そして、畑の周りを歩いてるとき、1人の女の人が見えた。


若い女の人…。

最近、若い人が田舎で暮らすんも増えてるよなぁ。



……そういえば、あなたちゃんも田舎の実家に帰ったんやっけ…。
アインシュタイン・稲田
河井さん?何見てるんですか〜
アインシュタイン・河井
ん?あぁ、若い人いてるなぁと思って笑
アインシュタイン・稲田
ほんまですね〜
もう一度、女の人に目を向ける。


……ん…?

なんか、あの人……。


…………気のせいか。


こんな偶然、あるわけないよな……。


俺はその時、気にも留めず、通り過ぎた。

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