河井side
まだ寝とんかな。
まぁ、明日マンゲキ行くし、そんときにしよ。
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次の日
今日は、朝からロケで、このあとはマンゲキで2ステある。
マンゲキのスタッフであなたちゃんと仲の良い鈴木さんに聞く。
俺はスタッフルームに向かった。
コンコンコン🚪
中からあなたちゃんの声がする。
そう言うあなたちゃんを見ると、少し目が腫れとる気がした。
そう聞き、あなたちゃんの隣の椅子に座る。
今日のあなたちゃんはどこか元気が無いように見える。なんでやろ…。
図星か…。笑
あなたちゃんが口籠る。
なんか言いたくないことなんかな…。
もしかして、テレパス関係か…。
あなたちゃんの目が潤む。
俺はあなたちゃんの頭をポンポンッと撫でた。
すると、あなたちゃんから小さく嗚咽が洩れる。
あぁ、あなたちゃんが俺のことが好きだったら…
俺なら…
泣かせへんのに。
そう思った瞬間、あなたちゃんを抱き寄せてた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。