菊池side
俺は今。困っている。
え?何故かって??それは…。
こいつのせいだ。
今は撮影の街時間…
健人「菊池!今日家来ない??」
『 は、?なんで?普通に嫌なんですけど。』
健人「なんか冷たくない?」
なんなの?最近。誘ってきすぎじゃない??
『 中島…。』
健人「ん?どしたの??」
そんな目で見るな。
『 …。』
俺は こいつのこの顔が大っ嫌いだ。
この何考えてるか分からない。
いつもの 王子様の中島じゃない。
目の奥から恐怖を感じる。
健人「どうした??菊池?」
『…んでもねぇよ。 』
スタッフ「 菊池さん!中島さん!お願いします」
撮影後…。
控え室で帰りの準備をしている。
『 もう。こんな時間か…』
スマホで確認すると11時をまわっていた。
健人「ねぇ、菊池…」
…。
『 なに?』
健人「何今の間(笑)
やっぱり俺の家で飲まない??」
『 こんな時間よ?帰るわ』
なんか。誘い方がいつもと違うな
暗いというか…?気にしすぎか、?
健人「話がある」
なんだか。いつもと中島じゃない。
話…?なんの?今日じゃないとダメなの?
俺が黙っていると
健人「これからのことも含めての話…。」
これから。その言葉はきっと
個人。そして俺たちのことだろう。
『わかった。いくよ 』
健人「よかった!ありがとう、!」
これからの。その言葉の重みは俺も
きっと。中島もよく分かっている。
だから こそ。断れないことも。
中島宅
健人「あがって」
『どーも。 』
いつ来ても。落ち着かない。
ワンッ!
この聞き慣れた声
そして。つぎの声も
健人「ただいま!ボニータ♡」
デレデレだな、俺もこんな感じ??(笑)
『中島。話って 』
俺がそう切り出すと
健人「そうだった。」
そう言うと。突然。
俺の…。
目の前に立った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。