コンコン
私は佳宵の部屋のドアをたたく
流石に不思議に思ったので、ドアを開けることにした
私達は部屋に入って佳宵を探す
すると、椅子に座っている佳宵を見つけた
氷輪さんが指を指した先には、血の水たまりが出来ていた
皆の所に戻ろうとしたその時、頭に強い衝撃を受け、倒れてしまった
遠のいていく意識の中、私は肩より少し下の茶色い髪・私と同じぐらいの身長・首にヘッドホンをかけている女の子を見た…
目を覚ましたのは、見たこともない部屋だった
私は立ち上がろうとする…
だが手と足が椅子と固定されており、立ち上がれない
私達は犯人の仲間の言葉に呆然とした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!