第7話

佳宵殺害
187
2018/03/18 11:42
コンコン
私は佳宵の部屋のドアをたたく
月華(げっか)
月華(げっか)
佳宵?どうしたの?
朔(さく)
朔(さく)
佳宵、ふざけてるの?
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
ご飯抜きにするわよ~
氷輪(ひょうりん)
氷輪(ひょうりん)
佳宵…さん?
月華(げっか)
月華(げっか)
おかしいなぁ…
流石に不思議に思ったので、ドアを開けることにした
朔(さく)
朔(さく)
佳宵?どこ…?
私達は部屋に入って佳宵を探す
すると、椅子に座っている佳宵を見つけた
朔(さく)
朔(さく)
なんだ…佳宵、いるじゃない
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
ほっとしたわ…
月華(げっか)
月華(げっか)
人騒がせだなぁ
氷輪(ひょうりん)
氷輪(ひょうりん)
ち、ちょっと…待ってください…
血…が…
氷輪さんが指を指した先には、血の水たまりが出来ていた
月華(げっか)
月華(げっか)
…本物…だね
朔(さく)
朔(さく)
そうね…
佳宵の血のようね
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
もう息も…していない…わ…
氷輪(ひょうりん)
氷輪(ひょうりん)
じゃあ…殺され…た…?
月華(げっか)
月華(げっか)
だね…誰かが入った痕跡がないから…私達の中に犯人がいる…
朔(さく)
朔(さく)
そうね…とりあえず皆で話し合いましょう
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
それが1番ね
皆の所に戻ろうとしたその時、頭に強い衝撃を受け、倒れてしまった
月華(げっか)
月華(げっか)
だ…れ…?
遠のいていく意識の中、私は肩より少し下の茶色い髪・私と同じぐらいの身長・首にヘッドホンをかけている女の子を見た…




















































月華(げっか)
月華(げっか)
ん…あれ…私…
目を覚ましたのは、見たこともない部屋だった
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
月華、目が覚めたのね…
朔(さく)
朔(さく)
よかったわ…
月華(げっか)
月華(げっか)
ねぇ、ここどこなの…?
私は立ち上がろうとする…
だが手と足が椅子と固定されており、立ち上がれない
姮娥(こうが)
姮娥(こうが)
月華ちゃん、落ち着いて…
ここは…
嫦娥(じょうが)
嫦娥(じょうが)
隠れ部屋…だよ
空明(くうめい)
空明(くうめい)
ふーん…てかこの手錠とれないのか?
烏兎(うと)
烏兎(うと)
…無理…だな
氷輪(ひょうりん)
氷輪(ひょうりん)
ん…ここは…?
月華(げっか)
月華(げっか)
隠れ部屋だって
氷輪(ひょうりん)
氷輪(ひょうりん)
ええっ!ん?手錠!?
幾望(きぼう)
幾望(きぼう)
お、落ち着いて…
??
あーあー…
もしもし、皆さん聞こえてますかー?
犯人
私はここのリーダーを殺した犯人の仲間です
あなた達の中に犯人がいるので頑張って探して下さい!
朔(さく)
朔(さく)
ふざけてるのかしら?
犯人
ふざけてなどいません
犯人はここにいる人全員を殺す気です
烏兎(うと)
烏兎(うと)
…それで何をしろと?
犯人
犯人を見つけて殺してね!
私達は犯人の仲間の言葉に呆然とした

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