第47話

偶然の再会
443
2020/04/09 17:42


雄也さんの優しさ本当に嬉しかった


バイクの後ろも気持ち良かったし..

もう 色々悩むのやめよう

....あ...あれって...涼介くん..?




なぜか反射的に サッと隠れるように
涼介くんを避けてしまった



考えるのやめようって思ってた矢先

涼介くんと会うなんて思わなかった...






山田涼介
山田涼介
あなた?


涼介くんの声と 近づいてくる気配

そして__





(なまえ)
あなた
...涼介くん....
山田涼介
山田涼介
....やっと会えた


学校で会ったあの日以来
涼介くんと会ってなかったから

正直..
どういう風に接すればいいのかわからなかった


改めて こうして話すことに緊張してしまう





山田涼介
山田涼介
あなた、、少しだけ..話せないかな?..



優しい口調で問いかけられて
断る理由も見つからないあたしは
ゆっくり頷いた



マンションの屋上で話そうということになり

最上階まで エレベーターで
一言も言葉を交わすことがないまま..


住人だけが入れる屋上
夜に来るのは初めてかもしれない


こんなに夜景が綺麗にみえるんだなぁ..
知らなかった..




山田涼介
山田涼介
うわぁ~✨夜景すげぇな!
俺、夜の屋上初めて来たわ
(なまえ)
あなた
本当だね!凄く綺麗✨
こんなに夜景が綺麗だったなんて
知らなかった..


少し興奮気味に声を発した涼介くん
そんな雰囲気にあたしものせられてしまう




山田涼介
山田涼介
花火大会とかも、屋上で観れそうだな?
(なまえ)
あなた
そうだね!綺麗にみえるかも!


あ、、あたし..涼介くんと普通に話せてる


涼介くんの横顔が月明かりに照らされて
キラキラ光っている


二人の視線が光の隙間から重なりあう






山田涼介
山田涼介
あなた....

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