第75話

自分の気持ち
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2020/04/11 01:21


裕翔との誤解は解けたけど


"告白の返事はいらない"

って言われちゃった
何も言わなくていいって...



裕翔はあたしの気持ちわかってたんだ..

それなのにあたし ずっと裕翔を苦しめてた



別れ際

"あなたは優しすぎる
もっと自分の気持ちに素直になれ"

...裕翔がくれた言葉



.....自分の気持ち...









涼介くんに助けてもらって凄く嬉しかった


あの時助けてくれたのも
涼介くんだったっ...てこと


正直 "これって運命?"
なんて 思ったりもした...


帰りの電車の中
ずっと後ろから抱きしめられて


思い出すだけで鼓動が高鳴って 顔が熱くなる//


今思えば 教室で抱きしめられたあの時も
そのことで悩んでバイト休んじゃったり...


屋上で仲直りできたあの時は
涼介くんと星を眺めてドキドキしてた

キャンプの時だって
あたしを追いかけてきて優しくしてくれて
凄く嬉しかった






やだ//気がつくと
涼介くんのことばかり考えてる


あたし 涼介くんのこと好きになってたんだ..



やっと気づいた自分の気持ち

裕翔はそれに気づいてたの?



あっ!でも..涼介くんから電話があったって
言ってたっけ...

涼介くんは裕翔に 何を伝えたの?












PiPiPiPi PiPiPiPi PiPiPiPi


その時__ あたしのスマホが鳴る
ディスプレイの名前は "涼介くん"

あたしは ドキドキしながら通話ボタンを押した


(なまえ)
あなた
☏ ...もしもし//
山田涼介
山田涼介
☏ あなた?..もう家?
(なまえ)
あなた
☏ う..うん//
山田涼介
山田涼介
☏ そっか..良かった..
今から少しだけ出てこれる?
(なまえ)
あなた
☏ えっ?今から?//
山田涼介
山田涼介
☏ うん、屋上で待ってるから


そう告げて電話が切れた

胸の高鳴りがおさまらないまま
あたしは屋上に向かった




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