第9話

ドキドキの通学
600
2020/04/08 03:05
(なまえ)
あなた
おはよ、裕翔!昨日は夜遅くに
メールしちゃってごめんね?
中島裕翔
中島裕翔
あなたおはよう!いや、平気だよ!
あなたからメールなんて珍しいから
何かあったのかと思ったよw



結局 昨日の夜
一緒に普通車両に乗ってもらおうと思って
裕翔にメールしちゃったんだ


ただ...
助けてくれた彼を探したい..とは
言えなかった...









ホームに着くと 昨日程ではないものの
やっぱり人は多い


同じ制服の人..いないかなぁ...










中島裕翔
中島裕翔
あなた、あのさ..もしかして...
(なまえ)
あなた
ん?なに?
中島裕翔
中島裕翔
..いや、なんでもない。
あ、電車来た!あなた乗るよ!



言いかけてやめるなんて...
どうしちゃったんだろ...裕翔..


手を引かれ 混んでる電車に乗り込んだ





中島裕翔
中島裕翔
やっぱ、混んでるなぁ..
あなた、こっち!



さりげなく あたしをドア側にしてくれる
裕翔とドアの壁に挟まれてる状態



電車が揺れる度
裕翔との距離が近くなっていく..




ガタンッ




次の駅でもっと混んできた

ドアに手をついて
あたしの場所を確保してくれる優しい裕翔




中島裕翔
中島裕翔
っ!...あなた..大丈夫か..?💦
俺に掴まってていいから
(なまえ)
あなた
う、うん..あたしは、大丈夫。
ありがと//



こんな状態で 助けてくれた彼を
探せるわけないよぉ..


だって、あたしの目の前には
背の高い裕翔が立っていて..
裕翔の胸に顔がつきそうなくらい
接近してるから//


小さい頃から一緒にいて
意識なんてしたことなかったけど
この状態は やっぱりドキドキしちゃうよ/




もう 裕翔に迷惑掛けるのはやめよう
明日から女性専用車両に乗ろう!

そう、心に決めた








中島裕翔
中島裕翔
はぁ..いつもこんなに混んでないのになぁ..
(なまえ)
あなた
裕翔、ありがとう//
明日からはあたし いつも通り
女性専用車両に乗るから。
中島裕翔
中島裕翔
えっ?俺は全然平気だけど、?
(なまえ)
あなた
ううん、もういいの!
裕翔に迷惑掛けたくないし
中島裕翔
中島裕翔
迷惑だなんて、思わないし..

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