第31話

涼介と大貴
487
2020/04/09 08:37


放課後


バイトまで時間があったあたしは
図書室へ向かう











大貴
大貴
あれ?あなたじゃない?
山田涼介
山田涼介
ほんとだ。あなた!!



聞き覚えのある声

その方向へ振り向くと壁にもたれ掛かる
涼介くんと大ちゃんの姿があった




大貴
大貴
あなた、また図書室?
(なまえ)
あなた
うん!この本返しに行こうと思って
山田涼介
山田涼介
ん?"珈琲の歴史"、、
勉強熱心なんだな?


自分の借りた本をまじまじ見られるのは
なんだか 恥ずかしい//

自分の心を見透かされてるみたい..



(なまえ)
あなた
..そんなことないよ?//
大貴
大貴
あ、あなた。昨日は
楽しかったな?
(なまえ)
あなた
あ、うん!そうだね!
山田涼介
山田涼介
...昨日?
大貴
大貴
昨日、俺とあなたといのちゃんの3人で
水族館に行ったんだよ!
山田涼介
山田涼介
へぇ~、そうなんだ?
二人でデートしたのかと思った
大貴
大貴
ちげーよっ、本当なら 
あなたといのちゃんの二人で...
(なまえ)
あなた
あぁ~、バ..バイト遅れちゃうから
あたし行くね!
大貴
大貴
そっか?山田もバイトじゃねーの?
山田涼介
山田涼介
あぁ、俺もそろそろ行く。
あ、あなた。また後でな!
(なまえ)
あなた
う..うん!あとで..
大ちゃんもまたね!



はぁ...慧さんと二人で..

そのことをはっきり言われるのが
なんだか嫌で..誤魔化しちゃった...



昨日は本当に楽しかったけど...


あたしはなぜか あの朝のことを思い出していた

どうしてだろう..忘れかけてたのに..
今になって...



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