第4話

#2
1,727
2021/02/07 13:21
ころん
ころん
よろしく
私は彼の方を見ながら目を細める。
(なまえ)
あなた
眩しい…ごめん、窓閉めてくれない?
ころん
ころん
あ、うん
私の席は窓側から2番目。
彼の座っている席は窓側から1番目だ。
(なまえ)
あなた
彼、災難だったね。
まさか東條さんの隣になるなんて
(なまえ)
あなた
私、朝日奈あなた。よろしく
ころん
ころん
うん
授業も終わり、昼休み。
いつものように
隣のクラスの湊の所に行こうとしていると、
佐藤ころんが話しかけてきた。
ころん
ころん
あのさ、お昼一緒にどう?
(なまえ)
あなた
え?
ころん
ころん
あ、駄目だったら別にいいんだけど…
もうちょっと仲良くなれたらなって
(なまえ)
あなた
(……なんだろ)
急に嬉しくなって、私は彼に向かって微笑む。
ころん
ころん
ドキッ///
(なまえ)
あなた
いいよ。でも、友達も一緒でいい?
ころん
ころん
も、もちろん
(なまえ)
あなた
ありがとう
屋上で会う約束をして、私は湊を呼びに駆けた。
【ころんside】
ころん
ころん
ドキッ///
彼女の微笑んだ顔に、俺の心臓が跳ねた。
(なまえ)
あなた
いいよ。でも、友達も一緒でいい?
ころん
ころん
も、もちろん
まともな日本語が言えていたのかすら分からない。
わかったのは
(なまえ)
あなた
ありがとう
──花が咲くみたいな笑い方をする彼女に、
俺が一目惚れしてしまった事。
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ころん
ヒギャッ?!
突然肩に手を置かれ、短い悲鳴を出す。
さとみ
さとみ
大丈夫か?ついに壊れた?
ころん
ころん
こここ壊れてないし!
ころん
ころん
例のぶりっ子は?
さとみ
さとみ
……
東條ブリ子
東條ブリ子
さとみくぅぅぅん♡♡♡お昼ご飯一緒に食べよぉぉ♡♡♡♡
ころん
ころん
oh......(順調に♡が増えてる…キモ)
ころん
ころん
アディオス☆
さとみ
さとみ
ころんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
***
嫌がる湊を何とか説得し、屋上のドアを開ける。
ころん
ころん
あっ来た!
(なまえ)
あなた
遅れてごめん
ころん
ころん
紹介するね、俺の兄さん!
(なまえ)
あなた
もう知ってるけど……
ころん
ころん
(なまえ)
あなた
すとぷりの皆でしょ。知ってるよ
なーくん
なーくん
でもまぁ……礼儀ってモノもあるから
湊
自己紹介?小学生かよ。私帰る
(なまえ)
あなた
ちょちょちょ、ちょっと待ってよ!
(なまえ)
あなた
いいでしょちょっとくらい〜〜〜
湊
はぁ……少しだけだよ
なーくん
なーくん
じゃあ仕切り直して、ななもりでッス
ジェル
ジェル
ジェル
ころん
ころん
ころん
莉犬
莉犬
莉犬だよ
るぅと
るぅと
るぅとです
ころん
ころん
さとみくん不在ね。ブリ子に捕まった
湊
ぷっ……あははっ
(なまえ)
あなた
湊?
湊
ブリ子って、あの?東條ブリ子?
ころん
ころん
そう
湊
あいつに捕まるって……ふ、ふふ
(なまえ)
あなた
えっと……朝日奈あなたと圦本えりもと湊デス
(なまえ)
あなた
よろしく

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