私、南条遥香は絶賛片思い中です!!
その相手は_。
暁「ほら〜席につけ〜!ホーム始めるぞ」
『菅原 暁』私の担任の先生である。
紗奈「遥香っ!今日見た!?菅原体育の途中で倒れた女子生徒おぶって保健室連れてったよ!」
遥香「紗奈ちゃん!見たよ〜!かっこよかった…」
彼女は『時折 紗奈(ときおりさな)』
私とは正反対の明るくて人気者で美人の女の子です。
私の数少ない友達の1人であり親友!
紗奈「遥香は菅原のこと大好きだしねっ!!」
遥香「ちょ、こ、声おっきいよ〜」
私は口の前に人差し指を立てて言った。
暁「俺がなんだって?」
遥香「せ、先生!」
紗奈「わっ!?菅原!」
暁「先生をつけろ先生を」
紗奈「いたっ!」
先生が紗奈ちゃんを軽く日誌で叩く。
暁「時折、お前今日日直だろ。早く日誌書け」
紗奈「遥香ぁ!手伝ってぇ〜」
遥香「うん!」
暁「お前なぁ…南条だって困るだろ!大丈夫か?」
遥香「えっ、あっ、いや、私全然大丈夫です…」
暁「そうか?無理すんなよ?」
先生は私の頭をポンッと優しくたたいた。
あぁ、やばい。顔が熱くなってくのが分かる。
やっぱり好きだ_。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。