第50話

番外編 ② 彩花
308
2022/07/19 09:18
劇が終わっても拓哉とは話せないまま。
委員の仕事で告白大会の司会をやらされる

彩花「愛の告白でも、懺悔でも、暴露でも
  なんでも告白大会です!」

体育館に大勢の人が集まってる
その中に拓哉は居ない。
ステージの中心から色んな人が告白する
告白して付き合ったり、振られたり
暴露したり、懺悔したり、
大盛り上がり

彩花「ラストの方どうぞ〜!」

ステージ上に上がってきた人に
思わず声を上げそうになる

彩花「(拓哉、、)」

ステージの中心のマイクの前に立つ

拓哉「俺には好きな人がいまーす!!」

拓哉の言葉に体育館は歓声に包まれる

拓哉「俺の好きな人は頑固で負けず嫌いで強が
  りです!」

彩花「(ちょっえ?悪口?)」

拓哉「でも!友達思いで!間違ってることはは
  っきり間違ってるって言えて自分の意見を
  しっかり持ってる本当は強くて最高にかっ
  こいくて可愛い子なんです!」

拓哉「そんな子をそんな優しい子をどうやった
  ら好きにならないでいられるですか!」

バカだよ、ほんとに、なんでよ、

拓哉は振り返って私を見つめる

拓哉「この気持ちが伝わってなかったとしても
  何十回何百回何千回伝わるまで伝えるよ」

あんな嫌われても、軽蔑されても仕方ない事
言ったのに、、なんで、?

拓哉「好きです。彩花ちゃん、大好きです。」

彩花「なんで、?なんでそんなに優しいの」

拓哉「そんなの好きだからに決まってる」

そう言って優しく微笑む

彩花「そんなの好きにならないわけが無い」

涙は拭っても溢れてくる

拓哉「え、それって」

彩花「私も好きだよ、拓哉が大好き!」

言葉と同時に抱きしめられる

拓哉「やばい、泣きそう、」

静まり返っていた体育館が再び歓声に包まれる

拓哉「大好きです」

彩花「私も大好きです」

私達は歓声の中キスをした

プリ小説オーディオドラマ