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第10話

事件の真実
~六年前の夏~
折原 センラ
折原 センラ
(暇やなぁ~。やることないなぁ)
???
ヤバイヤバイ!完全に遅れてる!
折原 センラ
折原 センラ
(ん?あれ、声がしたきがしたんやけどな。気のせいかな)
???
わぁぁぁ!!!!
折原 センラ
折原 センラ
おわっ
ドン!!!!
折原 センラ
折原 センラ
あいてて
???
いったぁ...すみません...
折原 センラ
折原 センラ
大丈...夫...
目の前にいる人間に、俺の目が見開いた。
???
あ...あの...
透き通るような肌に、大きな緑の瞳。
短くきった茶色の髪がとても似合う。
折原 センラ
折原 センラ
え!?あ...ごめん。えっと...
浦田 渉
浦田 渉
あ、俺、浦田渉って言います。
今度お詫びするので連絡先教えてもらって良いですか?
俺は小さくうなずいた。


浦田渉か...二年にはおらんな。一年やろか...
折原 センラ
折原 センラ
じゃあ、また。
浦田 渉
浦田 渉
はい!また今度!
なんだろう...この気持ち...。
恋...した時と同じ気持ちだな...
それから俺たちは交流を続け、友達以上の関係になっていた。
もう付き合ってるといっても過言ではないが、やはり面と向かって告白しようと思い、俺は渉に夏祭りへいこうと誘ったんだ。
浦田 渉
浦田 渉
センラ~。お待たせ~。
折原 センラ
折原 センラ
うん。大丈夫やで。いこうか。
普通に歩いてるけど、なんか普通に恥ずかしい。でも、渉に気づかれたくないから、平然を装って前を向く。
と、俺の後ろに組んでいた手に、なにかが触れた。
折原 センラ
折原 センラ
んえ...
渉の指だった。当の渉を見ると、そっぽ向いてても分かるくらい顔が真っ赤。
折原 センラ
折原 センラ
(かわええな。)
俺は彼の手をギュッと握り、グッと引っ張った。
浦田 渉
浦田 渉
わっ...
勢いで彼の顔が近くにくる。
折原 センラ
折原 センラ
繋いでほしいんなら普通に言えや。かわええな。
浦田 渉
浦田 渉
...だってセンラが超普通の顔してるのに俺だけ意識してるの恥ずかしいじゃん。
折原 センラ
折原 センラ
俺は、そんなこと気にせんよ。
浦田 渉
浦田 渉
...フフッ
折原 センラ
折原 センラ
あ、あれ買ったろか?
浦田 渉
浦田 渉
え?指輪?いやいや男だし...
折原 センラ
折原 センラ
じゃあ俺がいってくる!待っててな!
浦田 渉
浦田 渉
俺もやっぱりいく!
折原 センラ
折原 センラ
寂しがりやなぁ。
浦田 渉
浦田 渉
うるさい!
そんなこんなしながら指輪を買って、渉の指にはめてあげた。
折原 センラ
折原 センラ
ぴったりやな!よかったわ!!!!
浦田 渉
浦田 渉
ありがとう!センラ!
プルルルルル
折原 センラ
折原 センラ
電話やない?
浦田 渉
浦田 渉
うん。ちょっと待っててね。
浦田 渉
浦田 渉
...(←帰ってきた)
折原 センラ
折原 センラ
どうした?
浦田 渉
浦田 渉
帰らなきゃ。もう。まだここにいたいけど...帰ってこいって言うから。
折原 センラ
折原 センラ
そうなんか...しゃーない!また遊ぼうや!
浦田 渉
浦田 渉
うん!ごめん、また今度!
さぁてなにするかな~。俺も帰ろ...
トコトコトコトコ...
浦田 渉
浦田 渉
あははは...
渉や。...まだ帰ってなかったんか。
折原 センラ
折原 センラ
わた...
浦田 渉
浦田 渉
まふ~いい加減返してよ~。
まふまふ
まふまふ
うらたさん可愛いのつけてますね!
浦田 渉
浦田 渉
イイじゃん!まふはすぐおちょくる!
折原 センラ
折原 センラ
(...誰?)
誰?誰?知らない。誰誰誰。

誰なのそいつは。なか良さそうに。カッコいい白髪の男。
誰?知らない。誰なの?そいつは君の何なの?
そいつに会うために俺との約束を切り上げたの?
え?どうすればいい?
ウラギリモノヲドウスレバイイ?
浦田 渉
浦田 渉
バイバイ
まふまふ
まふまふ
またね~うらたさん~
アイツは一人だ。今ならまだやれる。
コツ...コツ...コツ...
もっと...もっと早く...
コツコツコツコツ
あと少し。もっと...
コツコツコツコツ
俺は渉の後ろに立ち、渉の口を、ハンカチで押さえた。
浦田 渉
浦田 渉
んんっ!?
バタバタと暴れる腕を片手で掴み、気絶するまで口を押さえ続けた。
浦田 渉
浦田 渉
カクンッ
おれの腕のなかに倒れこむ彼を抱きかかえ、夜の道を歩いた。
セミの音がうるさい、蒸し暑い夜の一瞬の出来事。
裏切ったこいつが悪いんだ。この...

この...
ピーンポーン
坂田 明
坂田 明
は~い
折原 センラ
折原 センラ
センラ。
坂田 明
坂田 明
あ、いらっしゃい。どうしたのってええ!?
折原 センラ
折原 センラ
ちょっとこいつおいといて。
坂田 明
坂田 明
え?怪我人?
折原 センラ
折原 センラ
違う。拐ってきた。
坂田 明
坂田 明
はあ!?犯罪やぞ!?
折原 センラ
折原 センラ
お前だって。俺知ってるからな。たくさん人拐ってんの。
坂田 明
坂田 明
...。
折原 センラ
折原 センラ
お前、借りてたアパートあったよな。そこに拘束していれとけ。
坂田 明
坂田 明
...わかった
坂田side
とんでもないことを押し付けられたな...
狂喜染みた彼を恐れて受け入れたが、どうしたものか...
浦田 渉
浦田 渉
んんっ...
あ、起きた。
名前...なんだっけ。あ、渉くんか。
彼の大きな瞳と目があう。
そのとたん、俺のなかになにかが走った。
なんだ...この...胸の高鳴りは...
浦田 渉
浦田 渉
君...誰?
坂田 明
坂田 明
...
浦田 渉
浦田 渉
俺を...拐ったの...君?
坂田 明
坂田 明
いや、俺じゃなくて...
浦田 渉
浦田 渉
他に誰がいるんだよ!!!!
坂田 明
坂田 明
...っ。
浦田 渉
浦田 渉
こっから出して!!!!
帰してよ!!!!
駄目だ。ヤりたい。俺はおかしいんだ。人を見ると、二人きりの空間にいると...どうしても...
気づくと、俺は彼を押し倒していた。
浦田 渉
浦田 渉
離して!
坂田 明
坂田 明
ハァ...ハァ...ハァ...
彼の薄紅の唇に俺の唇を重ねた。
最初は抵抗してた彼も、だんだん抵抗力がなくなってきた。
浦田 渉
浦田 渉
ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...
坂田 明
坂田 明
可愛い...
浦田 渉
浦田 渉
...ッ
俺は彼をキツく抱いた。彼が俺に従うようになるまで。彼の精神が崩壊するまで。