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第30話

あてにならへん afterstory
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2021/08/05 11:00
「タイプなんか考えたことなかったなぁ」


そう言ってソファーの背もたれに体重をかけたあなた


「大はさ、」


俺の名前を大と呼ぶんはきっとあなたしか居らんやろし
それだけでも好きやなぁって思てしまう俺は
タイプなんてどうでもええくらいあなたが好きなんやろな




「なぁ、それってさ
私が大のタイプやったら
大は私の事好きになってへんかったんやろか?」
『そんなことを知らんわ』
「適当やな、」
『とにかく、俺はあなただけやし』
「ふっ笑、なんか大が言うと変やな」


俺の顔を見ながらゲラゲラと笑うあなた


あーもぉ、うっさいな

そのうるさい口塞いだるわ

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