第8話

甘い香り
909
2018/10/20 03:10
白鳥 花
はぁはぁ
白鳥 花
なんでしょうか
私が悪いのは承知してます…
今の私にどうしようと…
山田涼介
山田涼介
いいから
行くぞ
白鳥 花
だから
山田涼介
山田涼介
昨日のスタジオで
仕事があるんだ
送ってくれ
白鳥 花
えっ
それなら私じゃなくて
マネージャーさんが…
山田涼介
山田涼介
俺はお前がいいんだよ
白鳥 花
えっ
少しだけ胸が締め付けられるような
今までにない感覚が…
山田涼介
山田涼介
一生懸命だったんだよ
山田涼介
山田涼介
車も全部綺麗に掃除してあった
あんなに綺麗に掃除してくれた人
見たことなかった
山田涼介
山田涼介
それに
水も
膝掛けも
その他にも
山田涼介
山田涼介
事故しちゃったのはしょうがない
でもそれ以上に
山田涼介
山田涼介
こんなに誰かを思うやさしい気持ちを持った人を
初めて見たんだ
白鳥 花
山田涼介
山田涼介
だからこれからも
白鳥 花
(இωஇ`。)
私なんかで
山田涼介
山田涼介
当たり前だ
俺はお前がいいって言ってるんだ
白鳥 花
はいっ
山田涼介
山田涼介
じゃあこれからも
白鳥 花
よろしくお願いしま…
(╥Д╥) うぁあああああ
山田涼介
山田涼介
だから泣くなって
そう言って優しく 
頭を撫でてくれた
廉side
仕事が早く終わって
時間があったからついでに事務所まで
と思って足を運んでいた
永瀬廉
永瀬廉
花に会えるかなー
ちゃんとジャニーさんにも挨拶しなくちゃな
そう思って駐車場を横切った時だった
永瀬廉
永瀬廉
花っ?
花がいた
でもそこには
永瀬廉
永瀬廉
山田くん…
山田くんの姿があった
永瀬廉
永瀬廉
頭を撫でてるし
花泣いてるし
なにがあったん…
でも確かに1つわかったことが
山田くんはもう花が好きだってこと
永瀬廉
永瀬廉
俺は強く右手で洋服の裾を握った
永瀬廉
永瀬廉
花…
少しだけ寒くなってきた
今日
俺は
すぐそこにいる
花がとっても遠く感じた

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