花side
春の日差しが暖かくて
すぐに寝てしまった
少し寝て目が覚めた
廉くんが
桜をとってくれた夢
少し横を向くと
花束が入ってる
花瓶の横に
桜の花があった
ティッシュペーパーの上に
置いてあった
だんだんとパズルのピースが
埋まっていくように
私の記憶に廉くんが追加されてく
私は
ベットから飛び出して
しっかり靴を履いた
この前は
裸足のまま家出ちゃったもんね
思い出の場所
約束の場所
私は廉を抱きしめた
廉side
告白やプロポーズには
花束を君にって
花side
そんなの関係ない
大きさや見た目じゃない
廉side
どれだけ
思いやりがあるか
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。