第12話

2度目の死
1,450
2021/08/16 12:07







結局あの後は外がうっすらと明るくなるまで続いてしまっていた…



流石に何もできず二人でずっと眠ってしまった



この時ほど休みで良かったと思った事はない


























































そして1年が経った


あの日から学校で白澤の話が度々出た



鬼灯,烏頭,蓬が皆に話したらしく特に女の子からは出会いやどんな生活をしているのかと聞かれる



そして何故か鬼灯からは白澤の何処が良いのかああいう人がタイプなのかとよく聞かれる

何故だろうか?
































そして久々の休み

白澤は昨日の昼から現世に行っている

1日以上は経っていた





今までこんな事はなかった

遅くなったとしても日をまたぐ事はなかった








現世でも白澤は吉兆の印なため人に捕まりそうになった事があると言っていた





もしかしたら人に捕まっているかもしれない





どうしようかと考えていると麒麟と鳳凰が遊びに来た

















麒麟
麒麟
あなたどうしたんじゃ?
鳳凰
鳳凰
白澤はいるか?
(なまえ)
あなた
そ……それが…








二人に白澤が昨日から帰って来ないと言う



麒麟
麒麟
ワシらだけならまだしもあなたがいるから日はまたがなかったのにか?
(なまえ)
あなた
僕も今までこんな事がなかったから心配で…
鳳凰
鳳凰
白澤はどこに行ったんだ?
(なまえ)
あなた
現世に行くって…
麒麟
麒麟
現世じゃと?
(なまえ)
あなた
ねえもしかして現世の人に捕まったんじゃ?
鳳凰
鳳凰
その可能性はあるね…
(なまえ)
あなた
僕現世に行ってくる!!
麒麟
麒麟
待て!
あなた一人では危険じゃ一緒に行く!





麒麟と鳳凰と一緒に白澤を探す






















すると一つの大きい家が見えた




どうやら商人の家らしい




その家に白澤が捕まっている






今すぐに助け出そうと動こうとした
でも麒麟と鳳凰に押さえられた








しばらく様子を見る





すると何やら商人が怒っていた






商人
いい加減にしろ!!!
私の家にもっと富を運ばんか!!!







どうやら富が欲しいそうだ





人間はいつの時代も自分勝手だ




鬼灯の時もそして今も






人間は嫌いだ


















そして何故か明日の明け方に白澤を殺す事になったらしい



麒麟と鳳凰はその時の隙に白澤を救うと言った


今すぐにでも助けたいが今行っても何も変わらない

明日の夜明けを待つしかない































そして心配な気持ちを抱えたままに夜が更けていき日が昇る























白澤は商人の家の庭に連れられてきた










逃げるのならば外に出されている今しかない









麒麟と鳳凰にここにいろと言われ何も出来ずにただただじっとしてるしかなかった
























麒麟と鳳凰が神獣の姿になり騒ぎ立てその隙に白澤は自由の身になりこちらに来る













僕も白澤の方に走る


それは白澤の後ろから商人が槍を白澤へ向けていたから














いつの間にか白澤の後ろに立ち槍はちょうど僕の胸に刺さっていた



そして白澤に倒れこむ




白澤
白澤
あなた!!!
(なまえ)
あなた
は…くたく
ぶじ…?
白澤
白澤
僕は大丈夫だよ!
でもあなたが!!!






白澤に抱えられ僕はもうじき死ぬのだと理解した



2度目の死



僕は白澤にある頼みごとをした












それは閻魔のところに連れて行って欲しいとの願い





白澤は不思議そうな顔をしていたがそれを了承してくれた











閻魔大王
閻魔大王
あなたちゃん!!!
どうしてこんな事に!!!
白澤
白澤
僕のせいだよ!!
僕が…
(なまえ)
あなた
ちがうよ…
自分を責め…いで白澤
閻魔にお願いがある…








白澤は静かに泣き

閻魔は大泣きしている



閻魔大王
閻魔大王
何だいあなたちゃん…
(なまえ)
あなた
僕を転生させて…
閻魔大王
閻魔大王
それはもちろんだよ!!!
(なまえ)
あなた
僕が転生して……
死んだら僕を地獄で働かて欲し…
閻魔大王
閻魔大王
え?
(なまえ)
あなた
1度目死じゃなくて……
何度か転生をして色…事を……
知った後に地獄で働き…だ
(なまえ)
あなた
それと学校に……
鬼火が3匹(?)
その子たちに地獄で……働くとき僕の中に入って…
に言ってある
その子たちを見…保護して
閻魔大王
閻魔大王
それはもちろん良いけど何故そんなに






途切れ途切れになるものの僕の願いを閻魔に言う









閻魔が言いたいことは分かる


なぜそんなに用意周到なのかだろう



でもこれは勘という以外の言葉は見つからない




きっといつか自分がいつか死ぬことが分かっていたのだろう




そして生まれ変わり最終的に何がしたいのか考えた時に地獄で働きたいと思った




でも人が死んでなれるのは亡者だけ


鬼灯のように鬼火などを入れない限りは


前に教師の仕事に出かけるときに小さい鬼火と仲良くなり何故か学校から鬼火は出ることがなくそのまま学校で鬼火を飼った(?)



そしてその鬼火に大きくなった時僕の中に入って欲しいと言い鬼火はそれを了承してくれた

















そして今まさに僕は死にかけている

亡者じゃなく肉体を連れているせいかもうじき死ぬ










白澤をこのまま置いて逝くのは心が痛い

そしてまだ教師をして日が経っていない
それも心残り
みんなの成長を見ていたかった










でもきっと次に会うときはみんな大人になっているのだろう

そう思った







(なまえ)
あなた
閻魔お願いね
閻魔大王
閻魔大王
分かったよ…
(なまえ)
あなた
白澤…………
白澤
白澤
何だい…………?
あなた
(なまえ)
あなた
僕が逝くことは……
きっと運命なんだよ
だから自分を責めないで……
白澤
白澤
我爱你愛してるよあなた
ずっと君だけを
(なまえ)
あなた
我爱你愛してるよ白澤(チュ









白澤に最後のキスをし目を閉じる








そしてそのまま死んでいった










































―――――――――――――――――――――――――





























魅薇
魅薇
ここまで見てくださりありがとうございますo(>∀<*)o




長かった꜀(。௰。 ꜆)꜄




さてお嫁さんなあなたちゃんは死んでしまいました‪( •̥ ˍ •̥ )‬







次は転生し死んだ後になります





これが終わったら地獄で働くことになる……………………

って感じで書いていこうと思います( ๑•̀ω•́๑)







ではこの辺で











次回







第12話












転生











お楽しみに!!

プリ小説オーディオドラマ