今日は一人で現世に来て薬草探し
たまに薬草や気まぐれで現世に来ることがある
前までは現世に来る気は無かったのだけれど
白澤に何度か連れてこられたりしているうちに
慣れたのか何なのかでお休みの日にたまに来ている
そして最近現世での友人が出来最近悩んでいるようだった
妊娠したのに旦那が自分の子かと
疑い認めないとのことで悩んでいると言っていた
薬草探しで近くまで行くため様子を見に行ってみよう
薬草を探し終え友人サクヤ姫に会いに家の近くに行く
すると一軒の家が見えそちらの方に行く
そこにいたのは鬼灯,烏頭,蓬の三人だった
そしてサクヤ姫と天孫…ニニギノミコトだった
いったい何をするつもりなんだろうか?
なんとなく変な予感がし産屋(?)の裏に行く
すると裏は壁などはなく前から見た家のようなものは張りぼてだった
そこに今すぐにでも生まれそうなサクヤ姫が入ってきた
そんなことを言い出すのは鬼灯しかいない
何をするのかは分からないが今にも生みそうな友人を放っておくわけにもいかない
その為サクヤの出産を手伝うことにした
張りぼて部分が燃え天孫の叫び声が聞こえる
ある意味流石鬼灯だなと思ってしまった
そんなことを思いつつサクヤの出産が始まる
外がすごく騒がしい中
サクヤは無事に出産した
サクヤは生まれた子供を抱き立ち上がる
僕も見つかってはまずいだろうと早足で草陰に隠れる
そしてガラガラと産屋(?)が崩れる
無事に天孫に認められたところを見届けその場を後にする
そして帰る方法を探している3人を見つけた
白澤を叱っていると突然に鬼灯にそう言われ
生徒たちの方を見る
とてもうれしそうな笑顔になっている白澤を見てため息が出てしまった
こうして白澤に神獣の姿になってもらい鬼灯たちを送っていく
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!