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第5話

調査兵団員現る
巨人が一瞬にして倒れたのだ。


巨人のうなじから血が飛び散り、背を向けながら気を失ったようだ。
エレン
(巨人でも気を失うんだな)
不思議に思っていると、隣にいた少女アニが大きな肉のかたまりの近くへ歩んでいく。


エレンもその後に恐る恐るとついていく。
アニ
団長、遅いですよ
アズマ
すまないな、アニ。
俺が目を離したすきに逃げてしまったようだ

団長と名乗る男は手で頭をかきむしりながら、肉のかたまりから降りてきた。


自由のつばさが描かれた緑のマントをはおり、腰には武器のようなものがおさめられていた。


アニが言うには立体機動装置りったいきどうそうちと言うそうだ。






この自由の翼の模様といえば「調査兵団」しかありえないだろう。


エレンは調査兵団にあこがれを持っているので、確実にそうだと言い切れる。
アズマ
ん? こいつは誰だ?
エレンを指差しながらアニに尋ねる。




彼女が団長と知り合いということは、彼女もおそらく「調査兵団」の仲間なのだろう。


エレンも仲間になりたいようだが、彼はこんな仕事をやっていけないと心から思ってしまった。


死ぬギリギリのところまで戦わないと勝てないのだから、体力が持ちそうもない。
 










少女ではなくこの女性は、エレンのことを自己紹介し始めた。


団長は俺の頭をなでながら、ニヤニヤしている。


団長らしい男ではないけれど、団長として彼が選ばれたのだろう。




団長の名はアズマというそうだが、このアズマ団長は自分勝手の人間らしいが頭だけはずば抜けて優秀なんだそう。


ほとんど死人を出さずに切り盛りできていると聞いて、エレンは正直ホッとした。




日の光のせいで彼の姿がよく見えなかったのだが、降りてくるとようやくはっきりした。


黒い髪に赤い目をしており、身長はエレンよりもずば抜けて高かった。


エレンの父のグリシャくらいあると思われる。


ひっくり返って驚いてしまうくらいの大男だ。

エレン
アズマさんは団長をやって何年になるんですか?
アズマ
2年になるかな?
たぶんそのくらいだ。
そうだろ? リヴァイ
後ろから目つきの鋭い男が現れた。


その怒っている顔にびっくりしたが、それが普通なんだろうと促して何も言わないでおいた。





リヴァイはコクリとうなずき、エレンの方を興味深そうに眺めている。


だがその態度と裏腹にこんなことを言う。
リヴァイ
ただの取り残されたガキか。
リヴァイ
まあ、よかったわ。
人が1人だけ残っていて
リヴァイは顔が怖いだけで、そんなに性格がひにくれている訳でもなさそうだ。


エレンはふうっとため息をつき、胸をなでおろした。
アニ
で、エレンはどうすればいいですか?
 2人に尋ねると、彼らは目を合わせてアイコンタクトをとっているように見えた。


 意思を通わせているのだろうかはよく分からないが、とにかく彼らの意見を待つことにした。
 

 もしかして処刑になるかもしれないし、そのまま生かすのかもしれない。


 これは運に任せるしか方法はないだろう。

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プッチンプリン
プッチンプリン
シリアスな話と奥の深い話が好きな人です。 主にBLとホラーとダークファンタジーを書いてます。 よろしくお願いします👍👍 フォローされてもフォローを返さないこともよくあるんで、ご注意ください。 また満足できなかった作品は消す主義なので、よろしくお願いします。
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