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第8話

人類最強の兵士
 後ろにいたリヴァイはちっと口の中で鳴らし、アニの後ろからやってきた巨人に襲いかかろうとした。


 けれど彼は行くのをためらったのか、ブレードをしまい込む。
エレン
リヴァイさんは行かないんですか?
リヴァイ
ああ、行く必要はなさそうだ。
リヴァイ
何たって人類最強の兵士がやってきたからな。手出しは無用だ
エレン
(調査兵団に人類最強の兵士がいるのか。リヴァイさんも結構強そうだけど、彼よりすごい人間がいるんだな……)
 エレンは思わず感心してしまった。


 14メートル級の巨人を1発で、仕留めてしまうくらいだもの。強いに決まっている。
エレン
そういえばリヴァイさん。
ひとつ気になったのですが……
 エレンは恥ずかしそうにもじもじしながら言う。


 それを見ていたリヴァイさんは鋭い目だけでこちらの顔をのぞいている。


 エレンはすごくためらっているけれど、ようやく尋ねる勇気が持てたようだ。
エレン
リヴァイって名前は本名なんですか?
それとも偽名なんですか?
リヴァイ
偽名だ。
リヴァイ
本名は誰にも教えてはいけないというオキテがあるから、リヴァイという名を使っている
リヴァイ
だが……一部の人は本名を使っている。
まあ、アズマは別なんだけど
エレン
なら一部の人ってどんな人なんですか?
 リヴァイさんに尋ねてみたけれど、彼は遠くの方を眺めているだけで何も教えてはくれなかった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレン
(一体この世界はどうなってしまうのだろうか?)
エレン
(兵士しかいないこの世界で、俺はどうやって生きれば良いのだろうか)
 エレンは自分で決めた「駆逐する」という意思に後悔しながら、嘆くしかなかった。


 嘆き悲しむだけで解決すればよいが、そうもいかないのだ。
 



 彼が落ち込んでいると、こちらに1人の青年が降り立った。


 彼(?)こそが人類最強の兵士なのだろう。


 髪と目のどちらも茶色くて、まるで女性のように見えるのだが……。
ハンジ
そんなに落ち込まないで。
ハンジ
君が誰かは知らないけれど、訓練すればきっと調査兵団になれるはずだよ。だから今から森林に行こう!
 人類最強の兵士と呼ばれているこの人は歯を見せて、親指をぐっと立てる。


 この人は結構いい人で、ポジティブに考えるのかもしれない。




 エレンは立ち上がって、この人の右手を掴む。
 

 リヴァイさんはその手をパシリとはたき、手を緩めさせた。
リヴァイ
おい、ハンジ。エレンに馴れ馴れしくするな。怯えているだろう?
リヴァイ
こいつを訓練したところで、何も変わりゃしねえよ
ハンジ
それもそうだね。
じゃあ、また今度ってことで
リヴァイ
ハハ、懲りねえ野郎だな

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プッチンプリン
プッチンプリン
シリアスな話と奥の深い話が好きな人です。 主にBLとホラーとダークファンタジーを書いてます。 よろしくお願いします👍👍 フォローされてもフォローを返さないこともよくあるんで、ご注意ください。 また満足できなかった作品は消す主義なので、よろしくお願いします。
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