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第10話

空白2
 大きなうなり声と地響きともに、その奇行種は粉々とくだける。


 バラのように真っ赤な血を飛び散らながら。
 



 エレンにとって何が起きたのかは理解不能だった。


 調査兵が倒したわけでもなく、アニが倒したわけでもない。






 巨人が自分自身の身体を殺してしまったのか?
 




 ふと疑問に思うと、アニは腕を組みながら大きな巨人を見やる。


 その巨人はどんな巨人よりも大きな巨体をしており、口の周りがギザギザしている。


 あれはアゴが発達した証拠なのだろうか。


 遠くてぼんやりとしか見えないけれど。
アニ
あいつのおかげだね。
『始祖の巨人』に感謝しないと
エレン
ああ、そうだな。
死にかけたみたいだが、何とか助かった……
 エレンはふうっと白いため息をつきながら、心を徐々に落ち着かせていく。
 

 エレンは「あの島」について今でも知りたいけれど、幻想的なこの話は後で団長さんにでも尋ねてみることにして……とにかく「始祖の巨人」の方向へ歩んでいくことにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「始祖の巨人」の方へ歩んでいくと、最初から難解なことが待ち受ける。


 何と始祖の巨人とエレンがいる場所に、亀裂きれつが走っているではないか!
 

 その大きな亀裂の下を恐る恐るのぞいてみると、下には陸のようなものがチラリと見えた。


 川がチョロチョロと流れており、それが集まって海になっている小さな陸。
 


 あれはいったい何なんだろう……。

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プッチンプリン
プッチンプリン
シリアスな話と奥の深い話が好きな人です。 主にBLとホラーとダークファンタジーを書いてます。 よろしくお願いします👍👍 フォローされてもフォローを返さないこともよくあるんで、ご注意ください。 また満足できなかった作品は消す主義なので、よろしくお願いします。
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