「ただいま」
大『おかえりー!』
私が帰るとすごい勢いで抱きついてくる大我
年下だから余計かわいくて仕方ない彼氏だ。
「今日の夜ご飯なにがいい?」
大『あなたが作るならなんでもいいよ』
キッチンで夜ご飯を作ってる時もずっと後ろから抱きついている
「アイス食べる?」
大『んー、いいや』
「そう」
お風呂上がりのアイスは至福のときだ
大『え?その味はじめてみたー』
横で座ってる大我が覗き込んできた
「新作みたいだよー、一口食べる?」
私がスプーンを差し出すとその腕を引かれて
チュ
唇が重なる
大『甘いなっ』
あなたの方が断然甘いです…
Fin
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!