「ゆーごっ、そろそろ起きなきゃ」
優『んっ…あなた、おはよ』
布団から少し顔を出して見つめる彼はやはりあざとい
「ご飯できたけど食べる?」
優『んー、いい匂いする』
目を擦りながらちょこんとリビングの椅子に座る彼
私も向かい側に座り朝ごはんを食べ始めるとじっと私をみる優吾
「なに?なんかついてる?」
私が聴くと急に顎を掴まれ軽く唇が重なった
「なにっ、急に』
優『いや、なんか
幸せだなー俺って思ってさ』
そう言って微笑む優吾
いつものファンに向けるキラキラスマイルも素敵だけど、素の笑顔が愛しくて。
「わたしも、幸せだよ」
ニコッと微笑み返した
Fin
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。