第2話

#2
1,955
2021/02/15 12:00
勇太side……

なかなか教えてくれない紫耀に少しイライラしながら助手席で周りの人の顔を思い浮かべてた
紫耀
だから、じんは?って
勇太
だから、守りたくなるような人
紫耀
誰だろ
紫耀
玄樹とか?
勇太
……違う
紫耀
え?嘘でしょ?図星?
勇太
……/////
紫耀
へ〜……
勇太
紫耀だけだからな、知ってんの
紫耀
みんな気づいてるんじゃない?w
勇太
嘘!
紫耀
分かんないけどw
まさか紫耀にバレるとは……
自分が誰かに恋愛相談とかしないと思ってたけど、聞いてもらったらスッキリしたかも
勇太
こうなったら紫耀の好きな人も聞き出してやる
紫耀
いいよ、俺の好きな人はw
勇太
廉とか?あー、海人もありえるか
勇太
1周回って岸くんとか?
紫耀
んーどうかな〜w
紫耀
で?どうなの?玄樹は
勇太
……まぁまぁかな
紫耀
嘘つけ、話聞く
勇太
玄樹さ
紫耀
うん
勇太
他に好きな人いるんだって
紫耀
誰かは知ってんの?
勇太
知ってる
紫耀
そうなんだ
勇太
その人のこと好きだけどその人は他に好きな人いるんだ、どうしようって相談されたんだ
紫耀
……
勇太
玄樹は悪気無いし、俺が玄樹のこと好きなの知らないから
紫耀
うん、分かってるよ、玄樹はそんな奴じゃない
勇太
俺の事頼ってくれなくなるって思うと聞けないなんて言えなくて
紫耀side……

お前も同じことしてるぞって思っちゃったけど、じんの気持ちも玄樹の気持ちも分かる
勇太
どうしよう……こんなこと紫耀にしか言えない
今のじんはなんだか小さく見えた
そんなじんの悲しい顔を見てたらもう聞けないなんて言えなくて、ずっとこんな気持ちを1人で抱え込んでたんだなって思うとなんで早く気付けなかったんだろうって後悔する
紫耀
ごめんな気付けなくて ポンポン
紫耀
いつでも話聞くから
勇太
ありがとう、紫耀





続く……

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