第24話

#事件 〜ジミンside〜
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2018/07/18 15:22
俺たちは正式に。




























彼女、彼氏となった。♡






















○○と過ごす日々は楽しくて、どんどん彼女にハマってしまっていくかのようで…




























この幸せはずっと続くものだと。














でもそうはいかなかった…


















下校途中。














男友達とワイワイ帰るありふれた帰り道。



だけど、その日は結構な土砂降りの日で。

足早にみんなと家路を急いでいた。
友 a
なぁなぁ…ジミン
ジミン
ん?なんだよw
どうした??
友 a
あれって、お前の彼女じゃね??w
友 b
ほんとだほんとだw
友 b
やっぱ可愛いよなw ボソッ
ジミン
やめろ!俺んだぞ〜
友 b
でもちょっとバカっぽいよなw
友 a
わかるわかるwちょっとなw
ジミン
おい。
ジミン
いい加減にしろよ?お前ら😊✊💢
友 b
わりわり😅
友 a
おいおい…男と一緒じゃね??
友 b
嘘だ〜😅
友 a
いやガチガチ!見てみろよ。あれ。
それを見た時。













頭の中が真っ白になって。















急に息が苦しくなって。










何回も嘘だと思って、でも本当で。













ジミン
嘘………だろ…
目の前の光景は、




















あのバカ男と、○○が一緒にいるところ。
ジミン
なんで…
ジミン
どうして…
友 b
なんかあいつ携帯チラチラさせてんな〜…
友 a
ほんとだ。なんだあれ?
俺は○○達の元へ勝手に足が進んでいた。
友 a
お、おい!!

ジミン!!
友 b
ちょっ!!まっ!!
その声に驚いたのか、○○はすぐに俺に気づいた。















その顔はなにか恐ろしいものを見たかのように、ひどく驚いていて。
少し怯えた顔つきだった。
○○
ジミン…なんでここに…
○○はすぐ俺の元へ駆け寄ってきて、











俺の両腕を掴みながら、
○○
違うの!
誤解なの!!
ジミン
………
○○
話を聞いて?
お願い…ほんとに違うから…
○○
あたしを信じて?
ジミン
……フッw…
○○
ジミ…
ジミン
そいつとまだ終わってなかったのかよ…
○○
ジミン…
○○
違うの……これは!
ジミン
信じてたのに…
ジミン
なんでそいつなんだよ…
○○
ちがぅ…
ジミン
もういい…
○○
ジミ…
ジミン
そいつとどこまでも一緒にいろよ!!(大声)
○○ 彼氏
ごちゃごちゃうっせーな。💢

早く行くぞ!
○○
きゃ!
○○
はなっ……離して!
あいつは○○を強引に車の中に押し込んで走り去って行ってしまった。














車に乗せられそうになっていた時、○○は必死に抵抗してた。
















俺の元へ何度も駆け寄って、







引っ張られる手を何度も振りほどいて、








何回も…何回も…





























俺はもう○○を見たくなかった。
















俺じゃない。











○○が必要としてたのは俺じゃない。













俺が好きになって、1人舞い上がってただけだったのかなんて…












もういい…なんでもいい…















頼むから。













すぐに俺の前から、いなくなってくれ…

















思わず俺は目を閉じ、○○達がいる方から視線を逸らしていた。
○○ 彼氏
ほら。いくぞ!!
そう言って、俺から○○を簡単に引きはがして行ってしまったのだ。
























止める気すら起きなかった。





















俺じゃなく、結局はあいつなのだと。






















誤解だと言われても、信じられなかった自分の器の小ささと。
















もうなんでも良くなってしまったのだ。





















行きたいなら行けばいい。










俺のところじゃなく、あいつのところへ…






















でも……何故だろう…



















こんなにも胸が苦しくて、今にも涙が溢れて止まらなくなりそうなのは何故だろう…



























そこからどう家に帰ったのか覚えていない…














さしていた傘も風にあおられ途中で壊れてしまい、びしょ濡れで帰るはめに…
ジミン
ついてねぇな…俺…w
家に着くなり、雨で冷えきってしまったからだと、心を温めたくて、風呂に入り、







しばらくして、出てから頭を拭きながらテレビをつける。









ちょうどニュースが流れてきた。











そのニュースは俺をゾッとさせた。




















カシャン!!グラスの割れる音。
テレビ
〜〜〜速報です。



先程。きょう☆♡日、午後○×時。
県道?!☆号で乗用車が道路に設置されていたガードレールに激突し、運転していた○@さん¥+歳 男性。と、助手席に座っていた○○さん%×歳 女性。が遺体で発見されました。なお、警察は事故の詳しい事情を現在捜索中です。
〜〜〜
ジミン
え…
ジミン
そんな….
一気に足の力が抜け落ちる。






















俺はただ、テレビの前に立ち尽くすしかなかった…

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