第20話

#雨の日 〜ジミンside〜
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2018/07/13 15:34
俺にも好きな人ができた。
























こんな気持ち初めてで、大切にしたいと思う人。











その人は明るい笑顔がとても良く似合っていて、




















一目で俺は恋に落ちた。





















知り合ったきっかけは、学校の帰り道。









雨の日のことだった。




















昇降口で、
ジミン
やば、降ってきそうだな…🌧
ジミン
よかったー♪
ちゃんと傘もってきといて〜
バサッ!




















ふと横を見ると、ずっと空を見つめている女子が…






















でもその女の子は、うちの制服は着ていなくて、私服姿だった。
ジミン
(ジミン 心の声)
空見てどうしたんだろ…


ひょっとして、傘ないのか??
まぁ…いいか

と思って歩き出したその時…












ギュッ。←ジミンのブレザーの裾を握る。
ジミン
!?!?
慌てて振り返る俺。
???
傘………
???
入れて行ってもらえませんか………?
ジミン
えっ?急に??
???
ダメ……ですか??
ちょーーー  上目遣い上手に話してくる彼女に、なんとも思わなかった俺だが、

困ってる人は助けなくちゃ。

という俺の中の変な善人意識が働いてしまった…
ジミン
どこまでですか??
???
えっ。あぁ…
???
あそこのバス停までで大丈夫です!
ジミン
わかりました…

どうぞ。
???
ありがとうございます!😊
なんて、満面の笑みで言うもんだから、
たまにはこういうのもありか…なんて思っちゃったりして…w





















でも、こんなに屈託なく笑う人を俺は知らない。

そう思った。
トコトコ…テクテク…🚶




















バス停までの約5分間。










二人の間の沈黙を彼女はいとも簡単に取り除いた。
???
あなたって彼女いるの??
ジミン
???
ジミン
(ジミン 心の声)
こいつ、急に何言って…
ジミン
いないですけど…
???
えーーー!?

いないのーーー!?!?
ジミン
悪いですか…?
???
そうなんだ〜😊ンフフ
ジミン
その不敵な笑みやめてください…
???
いやぁ〜
ごめんって〜w
気に触ってしまったんなら謝るから
ジミン
いや、別にいいですけど…
???
そうそう!何くんっていうの??
ジミン
パクジミンです。
???
ジミンくんかー!
○○
私は○○!あっ!
あっという間にバス停に到着し、彼女は足早にバスに乗り込もうとする。
















乗り込む前、彼女は俺に、
○○
なにか今度お礼させてね!!

ここに連絡ちょうだい!!

じゃあまた!
なんて言って、俺に名刺を渡してきた。

いや普通、自分がお世話になった相手の連絡先聞いて、自分からお礼にさそうだろ!
なんて思ったけど、まぁいいかと思いそのまま家路を急ぐ。
数日後、夜。

俺は名刺に電話をかけることにした。











ピッポッパ…

プルルルル…プルルルル… ガチャ。
○○
もしもし〜……

もしもーし!!
ジミン
聞こえてますよ。こんばんわ。
○○
この声は……
○○
誰でしたっけ…😋
ジミン
あんたねぇ〜…
○○
嘘嘘!冗談!!w

覚えてるよ♪ジミンくんでしょ??
ジミン
そうです。
○○
お礼のことだよね??

ちょっとまっててね〜………
○○
○×日、☻っていう駅の☆☆っていうお店知ってる??
ジミン
えぇ。知ってますけど、
○○
じゃあそこに✕〇時にきて!!

この間のお礼するから!
ジミン
わかりました…失礼します。
○○
じゃあ、またね!
ガチャン!☎️
こうして、俺らは会うことになった。

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