守る…
絶対に。
パチン!!
軽い音が鳴り響く。
慌てて○○に駆け寄る
😠
○○をだき抱えるジミン。
ドゴッ!ドスッ!
ジミンに殴りかかってくる。
もみくちゃになる中、
ジミンが彼の上に馬乗りになり…
ドゴッ!ドスッ!
○○を守りたくて、
必死にあいつに殴りかかった。
何発か俺も拳を食らったけど、
○○が今までこいつに受けた痛みや恐怖とかを考えたらへでもなかった。
観念したのか、傷を手で拭いながら、あいつは出ていった…
その刹那、意識が一瞬飛んで、その場に尻餅をついて座り込む。
言わなきゃ…
伝えなきゃ…
俺の気持ち…
抱きしめながら、
伝えられた…
よかった……
俺は○○に自分の唇を重ねる。
そのキスは、
どこか甘くて、
ほのかに血の味がした…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!