(北斗side)
俺の名前は松村北斗
高校2年生で見た目はメガネをかけていて黒髪の前髪
が少し目にかかる位でパッとしないのだが、
何故かイケメン枠に入っていると樹達に
言われているらしい、、
なんでかは知らない、、
まぁいいか←いいのかい!By作者
俺は基本的に苦手な教科とかはないが
人と、あまり親しくない人とのコミュケーションが
上手く取れない。
特に苦手な人がいる、学校の姫と呼ばれている京本
確かに「姫」という言葉が似合うほど綺麗だと思う
ただ何故か同じクラス同じグループになっても
喋れないでいた。
別に京本が何かしたって訳では無い、多分俺の中で
まだ感じたことの無い感情があるんだと思うけど
それもなんの感情なのか分からない
ただ京本と話そうとすると何も浮かばない
だが最近人気の少ない音楽室から高音でそれとなく
儚い切ないような歌声が聞こえてきた。
いつもならスルーするのにその日は何故か引き寄せ
られた。
扉が少し空いていてそこから除くと、
そこには歌っている姿がとても綺麗な京本がいた。
その日からその綺麗な歌声をききたくなり
音楽室の隣にある空き教室で本を読みながら
聞いている。
この事は誰も知らない
--------キリトリ線--------
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!