北斗side
ガラガラ... シーン...
「さすがに早かったか...」
何が早かったかって?まだ誰も教室に来てなくて
俺が一番乗りだったからだ。
なんだか今日はいつもより早く目が覚めて
家にいても何もすることがないから
とりあえず登校して今に至る。
まぁ読みたい本も持ってきたし、
静かなうちに読むかな
~数十分後~
ガラガラ
髙地「ん?おっ北斗じゃん!おはよう☀
早くね?俺も結構早く来たつもりだったけど
北斗がいるとは思わなかったわww」
「あぁ髙地か。おはよう☀️
いやいつもより早く目が覚めてさ、
やることないから学校来て本読んでた。
家で読んでても良かったけど、それで遅刻とか
したら嫌だし。」
髙地「確かにw 早く起きたのに急ぐの嫌だしなぁw」
髙地とたわいもない話をしていたらどんどんクラス
のみんなが登校してきて、あっという間に教室が
騒がしくなった。
もっと騒がしくなったのは言うまでもない
樹「きょも!!!髙地!!おはよう☀️!!!」
髙地「樹朝からうるさい!!w」
樹「髙地酷くない?!朝から元気なのはいい事
だよ!?てかおはようは??」
髙地「はいはい、おはよう樹」
樹「髙地が冷たい! てかきょもは?
あっ、あと北斗!!!おはよう!!!」
北斗「Σ( ˙꒳˙ ;)ビクッ お、おはよう樹」
樹「何びっくりしてんだよwww挨拶してるだけ
なのに〜w」
髙地「いやいきなりその声量で名前呼んだら
誰でもびっくりするわww」
樹「ごめんごめんwww てかきょもは!!」
髙地「確かに、大我にしては珍しく来るの遅いね」
樹「どうしたんだろ、大丈夫かな、
きょも可愛いから朝から拐われてないかな💦」
髙地「いやさすがに大丈夫でしょww 今日慎太郎と
来るって言ってたしw」
樹「そうかな、早く来ないかなぁ心配だよ😭」
髙地「とりあえず落ち着こうね?」
樹「髙地結構あっさりしてんね?」
髙地と樹が話しているのを少し聞いていたけど
確かに京本に関しては来るのが遅いと思う。
いつもならもう来てる時間だよな?
ほとんどのクラスメイトが集まっているのに
来てないあの人の事が気になってしまうし
確認をしてしまう。その人がいたら何かあるという
訳では無いが気になるんだよなぁ、、、
、、、変なことを考えるのはやめよう
とそう思った時だった
ドタドタドタッ バンッ!!!
クラス全員「∑(O_O;)ビクッ」
きょも「はぁはぁ間に合ったぁ〜」
一瞬ほんとにびっくりしてドアの方見ちゃったよ、
その瞬間、京本と目があってしまった、、、
でも直ぐに逸らして手に持っていた本に
目を落とした。正直今のタイミングで逸らして
良かったと思っている。
だって、走ったからもあるかもしれないけど
息切れしてる感じとか少し汗かいてて、
シャツの第2まで開けていて、白い肌が見えて
すごく高校生にしては色気があって
見てられなかった、、、
京本は来るなり樹達に話しかけてられており
髪の毛を結んでもらうみたいだ。
目はあったけど、髪の毛の方まで見えていなかった
からどんな髪型で来たのかは分からないけど、
髪の毛を結び終わる時にチラッと横目で見たら
京本と目が合ってしまった、、
咄嗟に逸らしてしまったから、変に思われたかも
、、、にしてもハーフアップ?というのが
京本にすごく似合ってて一瞬可愛いと
思ってしまった、、こんなに似合う男子が
いるだろうか、、、
朝から京本のことを見てしまったせいか
心臓がバクバクしてうるさい、、
なんでなんだ、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!