第77話

62話 The key to memory is right there.
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2024/03/03 02:24
みぞれside


今日私はあなたちゃんと記憶探しをすることになっている(n回目)



先日偶々あった際に事情を説明すると彼女は記憶探しを手伝うと言ってくれたのだ。
それからというもの彼女とは何回もこのようにして実際に会って過ごしている






正直言って、思い出せない記憶がそうそうに見つかるわけが無いと思いつつも
どこか期待している自分がいて何回も会っていた





みぞれ
(そういえば、前から思ってたけどあなたちゃん苗字の件はともかくどこかで見覚えがあるんだよなぁ……)
みぞれ
(記憶が無い私が考えても意味無いか)






そうして、彼女を待っていると






あなた
すみません!待ちましたか…?



あなたちゃんがやって来た




みぞれ
いえ、待ってませんよ!?逆に私の方が早く来すぎちゃって…



私たちはお互いにペコペコし合っていた

けど、不意に



あなた
ふはっ(笑)



と笑うものだから私も思わずおかしくなって笑った




あなた
行きましょうか
みぞれ
そうですね!
 




と、言ってもやることは普段会う時と何ら変わりない。
違うことといえば私の記憶について語ることである




あなた
……10年前ぐらいですよね?
その時何か大きな事件ありましたっけ…
 
みぞれ
あなたちゃんまだ小さいもんね
 
あなた
あ、いえそういう訳ではなく、みぞれさん自身に関する事件です。
普通のニュースとかで報じられる分に関しては流石に100年前以上は細かく分かりませんがここ50年ぐらいであれば頭に入ってますので
 
みぞれ
……え(驚愕)


そ、そうだったあなたちゃんって英才教育を受けていたってのもあるけど、それ以上に彼女が異質な存在だったんだ




あなた
手記とか、その時の携帯とかには何か無いんですか?
 
みぞれ
それが…あるにはあるんですけど、どれも忘れていることに関連していなくて……


私達は2人して悩んでしまった




あなた
気分転換にコーヒーでも飲みながら私の話でも聞きませんか?




そう提案してくれたので私は賛成し、少し彼女の話を聞くことにした


あなた
みぞれさんが仰っていた年頃の話なんですが……




するとあなたちゃんはスマホを取り出して





あなた
あ、これが当時の写真です




と、スマホを見せてくれた




みぞれ
!!
 
あなた
顔が不機嫌なのは嫌々この格好をさせられまして…この時の私は逆らうことなんてしなかったのでこんな感じに…
    

みぞれ
ッ(何……これ………。今日始めてみたはずなのに、見覚えがあるなんてものじゃ……ない)
       





あなた
この頃家に耐えきれなくなって偶に脱走してたんですよ。勝手に色んなところに行って
  








みぞれ
はぁ……はぁッ…
(私はこれを強く覚えている・・・・・
  




あなた
だからよく怒られてましたね。今の私からすれば我慢した方ですよ。だからこの頃私年齢に沿わずに変に大人ぶってて……って……みぞれさん!?!?大丈夫ですかッ!?
 


みぞれ
はぁ…うッ…はぁっ……
(あれはッ、あの表情は・・・
































みぞれ
が恐れていた顔だ)


























それは必然か。
点と点は繋がりやがて線になり
彼らの元へ戻る

















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