第83話

番外編 「召都、平常心を失う/来兎、爆弾発言をする」
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2024/03/13 15:58
召都side



諸君らに問いたい。ホワイトデーとは一体なんなのか。

めめんともり
リア充のためのイベント?友情親睦?
ただの平日?


ま、解釈はいっぱいあるだろう
今は多様性を認める社会だ


しかし、俺にとってホワイトデーとは
数少ない兄妹の仲をより深める場である!!!








が!!!!!!!!!、ここで重大な問題があるのだ
聞いてくれ。そこの君よ

 
めめんともり
俺は今年…あなたからチョコを貰ってない…
めめんともり
うわぁぁぁぁ…口に出すと余計に悲しくなってきた…

何故、今年はチョコを貰えなかったのか。
別に嫌われているとかそういう忘れられている訳では無いのだ


それは、遡ること約1か月前___




俺は2月に入り、その日を楽しみに日々を謳歌していた

めめんともり
(今年は何かな〜♪)

自慢だが、俺の妹は料理がとても上手い
毎日のご飯を作るのはもちろん妹だし、その上手さはめめ村メンバーを絶賛させる程だ

そして、妹は毎年バレンタインには俺にチョコをくれる
ちゃんと手作りである。毎年、少し嫌そうな顔をして渡すがきっとそれは照れ隠しに違いない。うん、絶対にそうだ


2月12日___


その日もなんら変わりのない日だった。
あなた
私、もうそろそろ学校行ってくるね
めめんともり
あ、え?もうそんな時間…いってらっしゃい!
あなた
いってきます

あなたは、明るい声で返事をし、家を出た


俺はと言うと今日は在宅ワークなので、食器を洗い パソコンに指を滑らせていた

めめんともり
(帰ってくるまで数時間。神様仏様あなたに何もありませんように…)

何となく思ったことだが、言わなきゃ行けないような気がして、思わず心の中で口にしていた



それは急に訪れた




めめんともり
あ、雨だ…。予報より早くに降ってくんなよ…
やば!!洗濯物が!


天気予報よりも明らかに早すぎる雨に少しイラつきを覚えていた時





バンッ!!!








玄関の扉が力強く開かれる音がした
雨だから急いで帰ってきたのかもしれない
この時、俺はそんな悠長な事を考えていた
 
めめんともり
(それとも、我が姫の逆鱗に触れることがあったのかな…どちらにせよ迎えに行かないと♩)



しかし、俺の期待を裏切りそこに居たのは___



名波 来兎
召都さん!!あぁ…居てよかった……
名波 来兎
実はッ…はぁはぁっ…あなたが急に倒れて…様子が…おかしいなとは…朝から思ってたんですが
めめんともり
あなたッ!!!!!!!!!



彼に抱えられ、ぐったりとしている俺の妹だった



彼も無我夢中で走ってきたのだろう
息が切れているし顔が真っ赤だ
しかし、同じように走っていないはずのあなたの顔も赤く、浅く早い呼吸をしている


めめんともり
あなたッ!あなた!!!
名波 来兎
ずっと熱があったのを隠してたみたいです。多分雨によって急にって!聞いてますか!!



来兎に、体を大きく揺すぶられた
それと同時に正気を取り戻すことも出来た




めめんともり
あ、あぁ、すまない。
名波 来兎
失礼ですが、その顔一度や二度では無いようですね


そうだ。以前にもあなたは、自分の体調を偽って倒れるまで我慢していたことがある。他にも何かに没頭するがあまり自分を二の次にすることはこの目で何度も見てきたし、何度も忠告してきた

名波 来兎
見た感じ…ただの風邪のようですが、あなたは頭痛持ちなので、要注意で看ないといけないですね。おまけにこの性格ですし
めめんともり
分かるのか?
名波 来兎
これでも一端の医療関係者の息子なんですよ
めめんともり
確かにそうだったな…


厳密に言えば俺も該当する訳だが、俺は彼の足元にも及ばない
その役目から逃げた俺には決して






とりあえず、汗を拭き取り服を着せ替えた
めめんともり
(流石に兄妹だから下着までは許して欲しい。ゑ、許されるよね)
名波 来兎
変態…
めめんともり
誤解だからね!?兄妹だからね!?
めめんともり
…だったら君がやるのか?
名波 来兎
まぁ、何れ…
めめんともり
え。何、俺聞いてないんだけど。え。ちょっとそれ詳し(((それより
名波 来兎
俺が預かりましょうか。彼女


来兎は、俺の方をゆっくりと嚥下するように見た
彼の真っ直ぐな目は小さい頃から変わっていない。良くも悪くも、彼らしい善人の目である。それこそ悪なんて知らないような……

めめんともり
(って何考えてんだ俺。今は話題に集中しねぇと)
めめんともり
詳しく話してくれないと何とも言えないんだけど
名波 来兎
俺の家で預かります。俺の家には女性の使用人も居ますし、それこそ医者にも顔が聞くでしょう。
名波 来兎
生憎、彼女はここら辺の医者に顔が割れてますしね、そこまで警戒しなくてはいいものの
名波 来兎
うち名波ほど安全は場所はないかと


俺は思考した。確かに彼の言うことは正しい。俺は料理は下手だし、返って迷惑をかけるかもしれない


めめんともり
(断る理由は……ないな。)
めめんともり
分かった。頼んでもいいかな
名波 来兎
!任せてください





名波 来兎
それでは今から車呼んで………って
名波 来兎
なんで、召都さんが忙しそうにしてるんですか?
めめんともり
え、俺も準備しないといけないだろ
名波 来兎
付いてくる気でいるんですか…
めめんともり
え、
名波 来兎
え、
めめんともり
え、だめなの
名波 来兎
いや、まぁ、ダメでは無いですけど…



こうして、俺は名波家の厄介になることになった










ここからの話についてはとあるAさんの時間が
あり次第語られるであろう。
何故バレンタインのチョコが無くなり、俺がホワイトデーに向け唸っているのか
この後あなたは、どうなるのかについても

知りたい君はどうかお気に入りいいねを押して欲しい





あまね(主)
最後だけ乞食で草

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