こちらリクエストで頂いたsmsnのお話です!snrさんの幼児化があります。地雷の方は自己防衛宜しくお願い致します!
それでは本編どうぞ!(甘々です)
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俺はある日某通販アプリで特殊な薬を買ってしまった。
興味からだったし、冗談のつもりで買った。
だがまさか本当に…
嘘だろ、おい。あれ本当に本物なのか…
俺の目の前…いや膝くらいだろうか、
そこには小さくなった恋人__センラが立っている。
本人も状況がよく分かっていないようで自身の手や足を見ている。
そして、俺を見上げ、
「は?どうなってんねん」
と一言
こんな時に申し訳ないが上目遣いが可愛い…いつも俺が見上げてるからな
えと…何でこうなったんや
まずセンラが少し風邪気味やったから錠剤を飲ませて…
あ、そういや俺、前にヤバい薬買った気がする…急いでキッチンの戸棚を確認する。
ラベルを見てみると「えっ!幼児化?そんなの…!!アリエール」と馬鹿げた名前。
俺…センラに風邪薬と間違えて幼児化の薬飲ませてもうたんか!?
いやいやそれはやばない?
さっきのは幻覚だったのかもしれないと思い、センラの元へと戻った。
幻覚じゃない。
自分の頬を引っぱたいてみるもしっかりと鈍い痛みが走る。
夢でもない。じゃあ、本当に現実なのか。
あのセンラ__可愛い恋人が小さくなった。最高じゃないか。
何時間薬の効果が持つのかは分からないけれどこの時間を十分に楽しまなければ。
そう思った俺はすぐ行動した。
まずほっぺを揉みしだいた。
いつもよりぷにぷにのもちもちだ。
「ぅぐ、やめろや」
と俺の手に自分の手を添えてほっぺから手を引き剥がそうとしてくるが力が弱く、虚しい抵抗に終わってしまった。
結局俺が満足して手を離した時にはほっぺをぷくっと膨らませて怒っていた。
そんな行動をするのは子供だからなのか。
可愛い。
「そんな怒らんといてや、つい可愛くてやっ
てしもうてん…」
「あっそ」
子供になっても素直ではないな…
「あっそ」
とか言っているが下を向いている顔がほんのり赤みを増している。
可愛い奴やなぁ…。
あ、そや
「センラそのままの服やと動きづらいやろ、服着替えなあかんな」
生憎家には子供用の服はない。
よし、買いに行くか。
「センラ、服買いに行くけど一緒に行くか?」
「ん、行く」
そのあと近くの服屋まで買いに行ったがこれまた道中のセンラが可愛かった。
俺の歩くスピードがいつも通りで歩幅が小さくなったセンラには、少し速かったのか、俺の後をてってっと走ってくるセンラ。
さりげなく手を繋ぎ、満足そうに笑うセンラ。
はぁ…可愛すぎんか。
「センラ、着替えるで」
「はいばんざーい」
「俺子供やないんやけど…」
「今は子供やんか 」
「あぁ…そうやった、てかばんざいってなんなねん俺嫌なんやけど!」
「はいはい、ばんざーい」
「はぁ!!?」
着替え終わって何をしようかと悩んだ結果、テレビを見ることにした。
センラは俺の膝上に乗っている。というか乗らせた。可愛くて。
頭を撫でるとさっきまでツンツンしていた癖に心地よさそうに目を閉じる。
あぁ、もう可愛いと何回言ったのだろう。俺はセンラのことが好きすぎる。
俺は例えセンラが子供になろうとツンツンしていようと一生愛すと決めたのだから。
これからもどうか一緒に___
~fin~
まず、結構遅れてしまってすみません。オチが決められなくて…。それもすみません。
あと薬の名前ふざけたんですが自分で読み直したらめっちゃ面白くなかったです、
ネーミングセンス鍛えます。
見て頂きありがとうございました!
…幼児化って難しい!!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。