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2020/09/06

第7話

異世界編
ぼーっ、と見とれていると、狐火が顔の周りをぐるぐると回る。
雪乃
雪乃
ど、どうしたの…?
するとまたどこかへ飛んでいく狐火。
私はそれを追いかけた。

狐火達が飛んでいくのは、石畳の上。
メインストリートのようにも思える道を、堂々と通っている。
それについて行くように走ると、段々とオレンジ色の光は無くなっていき、遂にはぽつん…と一つだけになった。
目の前に見えるのはその光だけ。
急いでポケットから携帯電話を取り出し、ライトをつける。
目を凝らすと、そこには神社のような建物があった。
雪乃
雪乃
やしろ…?
狐火はその中へと障子をすり抜けて入っていく。

(行っちゃう…!)

私は足を踏み出し、社の前へと来る。
…が、誰の所有物か分からないところに無断で入るのはどうなのか、と躊躇してしまう。
引き返そうか、とも考えたけれど、ここまで来たのなら最後まで見ていきたい。

(よし。)

私は目の前の障子に手をかけ、右へゆっくりと引いた。