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第3話

彼女(仮)宣言
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(私、ガッカリしてるのかな。彼に、彼女がいるかもしれないことに)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(ううん。別に、好きだったわけじゃないから、なんともないはず)
理央
理央
雪哉が「うん」って言ってくれるまで、今日は絶対に離さないんだからね
福原 雪哉
福原 雪哉
あのなあ、いい加減に……
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(でも、彼女にしては、言動がちょっとおかしいような気が)
司書さんがため息をついたのが見えた。
こちらにやってくる。

きっと注意されるんだろうな。

なんて、のんきに考えていた時。


──彼と、目が合った。
福原 雪哉
福原 雪哉
待たせてごめん
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
えっ?
明らかにこちらに向けられた言葉に、戸惑う。

確かに、毎日彼のことを待っていたことは、否定できないけれど。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(まさか、私の頭の中って透けて見えるのかな?)
私がありえないことを考えている間に、彼は近くにやってきて、後ろに回り込んだ。

肩に手を置かれて、その熱さにビクッと体が強ばった。

そして、
福原 雪哉
福原 雪哉
この子、俺の彼女
耳のすぐそばで発せられた言葉が理解できなくて、ひとまずまばたきを2回。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(誰が彼女?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(誰の彼女?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(……俺の彼女?)
ひとつずつ反芻して、後ろを振り向く。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(まさか、……私?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
え!?
反応が遅すぎる私に、彼が苦笑いをする。
福原 雪哉
福原 雪哉
ごめん、困ってるんだ。助けてくれないかな?
小声で伝えられた先を見てみると、先ほどからずっと騒がしいふたり組の姿。
理央
理央
は? 彼女とか、絶対嘘に決まってるし!
ハル
ハル
へー、お前ってそういう大人しそうなのがタイプだったんだ
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(この子は彼女だったわけじゃなくて、彼は困っていて……)
もう一度振り返って彼を見ると、苦虫を噛み潰したような表情をしていた。

逆光で透けた茶色い髪の毛が、綺麗。

正面を向けば、私を睨みつける女の子。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(こういう人たちは、苦手)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(一番関わりたくなくて、ずっと避けてきた)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(でも……)
肩が熱い。

そばにいる。
触れている。

ギュッと目を閉じて、唇を噛み締める。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
……嘘じゃありません。わ、私が彼女です……!
ずっと、斜め前にいる顔しか知らなかった。

だからきっと、何かを変えてみたかったのかもしれない。

自分が、こんなことを言うなんて。

肩に置かれた手のひらが、ピクっと反応したのを感じた。
理央
理央
絶対に認めないし!
彼ばかりか、私まで肯定したのが効いたのか、目の前の女子は捨て台詞のようなものを吐いて、去っていった。

ツンツン頭の男子も、それに続いて出ていく。

はぁー、と、大きく息を吐く。
福原 雪哉
福原 雪哉
ごめん、巻き込んで。助かった
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
い、いえ……
今でも信じられない。

知らない人の彼女だなんて、自ら嘘をついて……。

心臓がバクバクと騒いでうるさい。
彼が周りを気にして、私の腕をつかんだ。
福原 雪哉
福原 雪哉
ちょっといい?