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第18話

初デート③
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
やっぱり、おかしいかな? 高校生にもなって、男の子と出かけたことすらないのって……
福原 雪哉
福原 雪哉
いや、違う。嬉しかっただけ
福原 雪哉
福原 雪哉
茉莉花の初デートが、俺のもので
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
デート!?
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(これ、デートだって思ってもいいの?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(福原くんも、そう思ってくれていたの?)
福原 雪哉
福原 雪哉
なんでびっくりしてんの。これ、デートでしょ
福原 雪哉
福原 雪哉
あれっ、もしかして、楽しみにしてたのって俺だけ?
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
まさか! 私だって、すっごくすっごく楽しみだったの! 昨日、あんまり寝てないよ!
ブンブンと首を振って、体を乗り出して力説する私に、福原くんがキョトンとした表情を見せる。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
あ……
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(子どもっぽすぎた?)
福原 雪哉
福原 雪哉
遠足前みたいだな
クスクスと笑われて、恥ずかしい。
赤くなった顔を少しでも隠したくて、うつむく。
福原 雪哉
福原 雪哉
行こう
スッと差し出された手のひらに、ハテナがひとつ。
福原 雪哉
福原 雪哉
せっかくのデートなんだから、手くらい繋ごう
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
えっ
福原 雪哉
福原 雪哉
やだ?
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
嫌とかじゃないんだけど、……手を繋いだこと、ないから
福原 雪哉
福原 雪哉
やば
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
だよね……
福原 雪哉
福原 雪哉
そうじゃなくて
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
見上げる顔は、赤い。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(太陽のせい?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
あっ
いつまで経っても行動に移そうとしない私に焦れたのか、強引に右手が奪われる。
福原 雪哉
福原 雪哉
時間がもったいない。早く
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
う、うん……!
大きな手のひらに、私の手がすっぽりと埋まって、見えなくなる。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(汗かいてないかな。大丈夫かな)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(男の子の手って、やわらかくないんだ)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(どうしよう。ドキドキしすぎる……!)
一歩先を歩く福原くんの後頭部を見て、祈る。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(お願い。後ろは見ないで)
自分が今、どんな顔をしているのか見えなくて、困る。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(絶対、情けない顔になってる)
手を引かれて連れてこられたのは、小さなお店。
赤い屋根が印象的な、……雑貨屋さん?
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(福原くんが行きたい場所って、ここ? 意外)
福原 雪哉
福原 雪哉
ここさ、こないだたまたま見つけて
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
そうなんだ
福原 雪哉
福原 雪哉
まー、とりあえず入って
と、グイッと手を引かれて、勢いのままに入口を通る。

ドアが開くと、カランカランと軽快なベルが鳴った。
外から見た状態だと、雑貨屋さん。

その、中は……
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
わあ……!
狭い店内に、まるい小さなテーブル席が四つ。

そして、壁一面には本棚が所狭ところせましと並んでいた。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
すごい! ブックカフェ?
福原 雪哉
福原 雪哉
そう。外見からだと分かりづらいよな。茉莉花が好きそうだと思って、連れてきたかったんだ
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
私のため?
てっきり、福原くんが好きなところに行くのだと思っていた。
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(たまたま見つけたって言っていたけど……)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(ここを見つけた時に、私のことを考えてくれたってこと?)
吉岡 茉莉花
吉岡 茉莉花
(そばにいない時にも、私を思い出したりしてくれるんだ)