第5話

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2020/08/05 16:03

〜中3の頃〜








廉はあの事があってからも変わらず私に接してくれる。


3人の仲も変わらず仲良しでいつもの日々を送る事ができていた。




紫耀もあの事があってからもずっとそばにいて支えてくれた。





私が恋なんてする資格なんてないそう分かっているのに密かに想っていた紫耀への気持ちは大きくなる一方だった。



紫耀は私の事を幼馴染みとしかみてないと想っていた‥‥。

















でもある日、突然‥‥
平野紫耀
俺あなたが好き!
私の部屋に遊びに来ていた紫耀に突然言われた。
あなた

えっ‥‥

私は突然の告白に言葉が出なかった。
平野紫耀
俺と付き合ってほしい!
返事はいつでもいいから考えてほしい!
そういうと紫耀はすぐ帰って行ってしまった。




紫耀が帰っていったあと私はどうしたらいいかわからなくて廉に相談に行った。







今思えば本当に私は無神経で馬鹿だと思った。








永瀬廉
え‥‥
あなた

だから紫耀に告白されたの‥。
私どうしたらいいかっ

言葉が言い終わらないうちに私は廉に抱きしめられていた。
永瀬廉
あなた‥‥も俺から‥離れていくん‥?
廉の声は少し震えていた。
あなた

‥れ‥ん?‥何言ってるの‥

永瀬廉
俺も‥あなたが好きや‥。
永瀬廉
俺にはお前しかおらん!
あなたがおらんと
俺っ‥どうしたら‥ええのっ‥?
廉の抱き締める力が少しずつ強くなる。
廉が泣いているのが分かった。






あの時と一緒だ。
私が病室に行った時の廉と‥‥。


廉の顔を見なくても分かった。









私は、突然の事で驚いた‥。
まさか廉が私の事を想ってくれていると思わなかった、、  







私ほんとに最低だ、、
廉の気持ちも知らないで‥‥






不安で押しつぶされそうに震える廉に抱きしめられながら私は思った。







これ以上、廉を悲しませたくない。
廉が望むなら私はずっとそばにいる。


私の答えなんて1つしかなかった。







あなた

廉‥‥。私は廉から離れないよ?

永瀬廉
えっ‥‥‥
私は、廉を強く抱き締め返し
廉に伝わるようにゆっくり話す。
あなた

私も廉が好きっ
ずっと、ずっと‥‥一緒にいよ?





















私は廉を選んだ。

















次の日、紫耀の告白を断り、私と廉は付き合う事になった。














私は全く後悔もしていないし紫耀への気持ちはただの勘違い‥‥‥‥












そう言い聞かせた‥‥。













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