少し眉を下げて寂しそうに私を見つめる
紫耀に私は目を逸らしてしまった‥
正直動揺している自分がいる‥‥
やめて、やめてよ、そんなこと言わないで
それになんで私動揺してんの?
廉のそばにいるって決めたんだから
そう、私は廉が好きなの。
私は紫耀の目をしっかり見て言う
紫耀の言葉に紫耀から視線を外しかけてた
私はもう一度、紫耀をみる
その目は真っ直ぐで吸い込まれそうだった‥
何度も伝えられる紫耀の言葉がとてもストレートで心が揺れてしまっている自分がいる
あまりにも真っ直ぐ伝える紫耀に
私はまた目を逸らしてしまう
そう言ってブランコから立ち上がり駆け出す
紫耀に私は思わず立ち上がる
そう言い終わるとすぐ走って行ってしまった
メールを見ているとたくさん廉からきていた
廉からのメールを読んでいると‥
私は最後メールを見て走り出した
あなたの嘘つき
それをみた瞬間、廉は今日私が嘘をついた事を知ってしまったんだと勘づいた
何やってんだ私!
また廉を不安にさせるような事してる
私は必死に走った。
公園から家までは近くで
すぐ廉の家に向かう。
ガチャッ
鍵はかかっていなくてすぐ中に入る
私はリビングのドアを開けようとした瞬間
ドアが開き、廉から手を強引にひかれ中に入るとソファに押し倒され、廉が馬乗りになる
そういう廉の目は光はなくて少し怖く感じた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。