『・・・うぅ、寒・・・』
もう時計は8時を過ぎていて
今日はクリスマス=真冬
寒くないわけがない
多分隣にいる侑はもっと寒い
私が突然呼び出してしまったばっかりに
パジャマ姿にジャンパーだ
『ほんまは玄関でも上げたかったんやけど、親おるからすまんな』
『ううん、全然いいの、こちらこそいきなりごめん』
私たちは
侑の家の近くの公園のベンチに腰掛けた
「「・・・」」
それっきり
私たちの間に沈黙が走った
(私が話始めなきゃあかんやろ・・・!)
『話ってなんや』
心の中で格闘している間に
侑がそう問いかけられてしまった
『・・・え、っと』
私、言うんや
ここまできたら言わなあかんで━━━━━━
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