4時限目終了
「…い」
「お……、…き……って」
金田一「あなた!!」
あなた「んー、?」
金田一に、呼ばれて腕で隠していた顔を上にあげる
金田一「お前、授業中に堂々と寝るなよな」
あなた「だって〜、眠いんだもん…。それに金田一の後ろだから堂々と寝れるしね。前が金田一だから、しょうがない」
1番後ろの席で、前が金田一とか寝ていいよって言ってるようなもんじゃん??
金田一「お前、それでテスト上位とか…ほんとむかつくわぁ。国見もだし」
あなた「いぇい✌️」
テストなんて、授業聞いてりゃ何とかなるしね
私の場合聞いてないけど…まぁ、教科書読んどきゃなんとかなる
金田一「ほら、行くぞ」
あなた「え?どこに?」
金田一「昼ご飯!いつも屋上で食べてんだろ」
あなた「あぁ…授業もう終わってたのか」
ガタッと席から立ち上がり、バッグの中に入っているお弁当を持って金田一について行った
・
・
国見「あなた、金田一遅〜い」
屋上のドアをガラッと開けると、英がお弁当を持ってもう座っていた
金田一「悪い悪い。あなたが、起きなかったんだよ」
?「またか笑」
?「お目覚めですか〜!お姫様っ」
笑いながら、こう言ってくるのは…
あなた「なんで、またいるんですか…。先輩」
及川「3人だけで、お昼なんてずるいずるい!」
花巻「そーだそーだ!!俺達も混ぜろ〜」
めんどくさいのが増えた…
あなた「岩泉先輩と、松川さんが一緒なので許します」
2人は好き
めんどくさくないしね
岩泉「サンキューな」
松川「あなたちゃん、やっさし〜」
及川・花巻「「なんで、2人だけー!!!」」
・
・
あなた「🥱🥱🥱」
やば…ご飯食べたら、また眠くなってきた…
午後も寝ちゃいそう…(´-ω-`)))
花巻「おーおー、あなたさん眠そうですねぇ〜」
あなた「ご飯食べたら、眠くなっちゃって…」
及川「ナニソレッカワイスギナイ?」
岩泉「あなたと、国見はさすが双子って感じだよなww」
松川「結構似てるよねw」
国見「えっ、そーですか?」
岩泉「おう。いつも眠そうな所とかは、マジで似てるぞ」
金田一「授業中は、国見とあなた、どっちも寝ますよ」
松川「そこも一緒なのww」
花巻「はーい!そんな、お眠なあなたさんにはこれをあげまーす!」
と言って、ポケットから取り出したのはキャラメル
あなた「!!くれるんですか!」
花巻「ギューしてくれたらな!!」
あなた「お易い御用です!!!」
そう言ってから、私は立ち上がって花巻先輩に思いっ切りハグをした
花巻「うは〜可愛い」
及川「は?!!マッキーずるい!」
あなた「ください!!」
花巻「ほんと、キャラメルには目がねぇよな」
と言って、ほらよ。とキャラメルを渡してくれた
あなた「やったー!」
よし、早速食〜べよっ
あなた「(*´꒳`*)♡」
花巻「うは〜可愛いすぎる」
及川「何この可愛い生き物」
花巻「また持ってきてやるよ!!」
あなた「ほんとですか!」
国見「ダメです」
あなた「うわっ」
花巻先輩の膝の上で、座ってキャラメルを食べているとひょいっと、英に持たれた(?)
(伝わってくれ……頼む……)
国見「あなたを、甘やかさないでください」
花巻「えー、いいじゃーん」
あなた「そーだそーだ!!いいじゃーん!」
キャラメルが貰えなくなるなんて……嫌だ!!
国見「ダメです」
国見「ほら、キャラメルなら俺があげるから」
英は、そう言って私を自分の膝の上に座らしてキャラメルをくれた
あなた「!いいの?」
国見「うん」
あなた「やったぁ」
・
・
及川「国見ちゃんて、シスコンだよね…」
花巻「わかる。隠れシスコン」
松川「あなたは、渡さないという強い圧を感じる」
金田一「この2人家だと、距離感バグってますよ、」
岩泉「まぁ、双子とはいえ妹は可愛いもんだろ」
国見「美味い?」
あなた「コクコク(*꒪꒫꒪)」
国見「そりゃよかった」
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今回分かったこと。
国見英は、シスコンッッッッッッッッッッ!!!(大声)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。